DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

S/PDIFを活用したDTMモニタリング環境構築術 手軽で安価に実現する高音質環境(3ページ目)

PCを使ったオーディオ環境ってどう構築していますか?S/PDIFをうまく利用すれば、オーディオ機器をはるかに上回る高音質なモニタリング環境を作ることができます。そんな方法を紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

複数の入力を持って便利なMA-10D


とくにMA-10Dはいろいろな入力に対応しているのも大きな魅力です。具体的にはリアにアナログが2系統、S/PDIFの光と同軸が1つずつ、さらにフロントに光がもうひとつあり、いろいろなものに接続することが可能です。

MA-10D
リアに切り替えで光と同軸の入力とアナログ入力があるほか、フロントにも光入力を備えるEDIROLのMA-10D
具体的には、PCに接続しているオーディオインターフェイスのS/PDIFの同軸をMA-10Dに入力している一方、シンセなど各種機材を接続したアナログミキサーの出力をアナログ端子に入力しています。さらに、実験用の機材で一時的に接続したオーディオインターフェイスのS/PDIFの光出力をMA-10Dのフロントの入力端子に突っ込んで使うなど、かなり応用範囲も広く使えていてとても便利です。


PCを静音化できれば完璧な環境になる


もっとも問題もあります。そう、いくらスピーカーからノイズが聞こえなくても、PC本体が出すノイズが気にかかるケースも多々あるのです。CPUのファンの音、電源ユニットのファンの音、グラフィックカードのファンの音……とPCは結構な騒音を出す機材ですから、これをケアする必要があるのです。

とはいえ、最近は静音電源なども安価になってきており、うまく組み合わせていくことで、ほとんど音がない環境を作ることもできます。メーカー製のものも、静かな製品が増えてきているので、そうしたものを選ぶのもひとつの手です。この辺を注意してPCの再生環境を構築すれば、非常にいい音響システムを作り上げることができるのです。
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