作曲家、アレンジャーとしても活動する多彩なミュージシャン
SONICA RECORDSからリリースされたtomzuin hさんのアルバム、bird people |
そんなtomzuin hさんに、普段どうやって音楽制作を行っているのか、その際、どのようにコンピュータを活用しているのかという観点で聞いてみました。
スケッチはノートパソコンでピアノロール入力
--曲を作るとき、どんな流れで行っているのか、教えていただけますか?
大抵、イメージが沸いたら手近な楽器でスケッチするんですよ。ギターやカシオトーンなどで軽く弾いてみる程度なんですけどね。それでそのイメージが少し固まってきたら、より具体的にしてみようとパソコンに向かうんですよ。
--具体的にはどんな機材、ソフトを使っているんですか?
Macを使っています。スタジオにはG4の1.25GHzのDualマシンとPowerBookが音楽制作用として用意していますが、普段はメール用などにiBookを持ち歩くことが多いんです。そして、そのスケッチは喫茶店など、外ですることが多く、iBookを使うケースが多いですね。ここには、DigitalPerformerの3.1が入っています。スタジオの2台には4.1.2という最新版を入れていますが……。
--でも、iBookにDPというものだけでスケッチするといっても、入力はどうしているんですか?キーボードがないと結構面倒でしょ?
入力はピアノロールでしているんですよ。効率悪いですね(笑)。ただ鍵盤持ち出すとその時点で萎えるというか……。キーボードつないだらドライバ認識しなかったなんてことがよくあるじゃないですか。また、喫茶店などでやる際にあんまり仰々しいと妙な目で見られるけど、iBookひとつなら、ちょっと仕事しているのかな、程度にしか見られませんからね。スケッチといっても16小節程度が基本だから、断片が思い浮かんでいたら、なんとかなるのですよ。まあ、実際には結構時間がかかっているかもしれませんけれど。