さて、ここでExitgyの接続端子について見てみましょう。
写真からも分かるように、Exitgyにはフロントおよびリアにさまざま端子が用意されています。まずフロント左側にはS/PDIFオプティカル(光デジタル)の入出力があります。さらにアナログのラインイン、マイクイン、ヘッドフォン端子がそれぞれミニジャックで用意されています。
またリアを見ると、さらに数多くの端子があります。左側には5.1ch出力のための3つのステレオミニジャックがあります。また中央にはS/PDIFコアキシャル(同軸デジタル)の入出力があり、右側にはMIDIの入出力もあり、まさにオールマイティーな仕様となっているのです。
なお、オーディオの入出力とは異なりますが、フロント右側には赤外線の端子もあるので、付属のリモコンを用いて操作をすることも可能になっています。
さらにもうひとつ、Exitgyのユニークな機能として、PCと接続せずに利用することが可能だということがあげられます。なんのために、そんな使い方をするのかというと、これを単独のDolby Digitalデコーダーとして利用するのです。家庭用DVDプレイヤーのデジタル出力端子をExitgyのデジタル入力端子に接続するだけで、5.1chにデコードされ、リアのアナログ端子から出力することができるのです。
このように、Audigyと非常に近い性能を持ちながら、微妙に役割の異なるExitigy。この製品の登場によって、またUSBオーディオデバイスの勢力図が変わってくるかもしれません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。