ホノルルのダウンタウン(3ページ目)

ダウンタウンの観光スポット4　ハワイ州政府庁

サウスベレタニア通りに建つ州政府庁は、ハワイの政治の中心。1969年に建設され、それまで州庁舎として使用していたイオラニ宮殿から移転しました。内部は回廊式で、屋根の中央から青空が見える吹き抜けに。これは、ハワイの火山口をイメージもので、建物を支える40本の柱は椰子の木、周りの池はハワイの海をイメージ。こちらでは、5階にある知事室と議場が自由に見学できます。

また、山側入口に建つ銅像は、1870～80年代モロカイ島に隔離されたハンセン病患者のために生涯を捧げたベルギー人の「ダミアン神父像」。自らもハンセン病を患い、49才でこの世を去りました。

＜DATA＞　
■HAWAII STATE CAPITOL（ハワイ州政府庁）
住所：415 South Beretania St.
TEL：808-586-0146
開館時間：月～金曜7:45～16:30

ダウンタウンの観光スポット5　セントアンドリュース大聖堂

州政府庁前のサウスベレタニア通りを渡り、西へ進むと見えてくるのがセントアンドリュース大聖堂です。カメハメハ四世とその妻エマ王妃が建てた総石造りのイギリス式大聖堂で、完成は1958年。建築資材をヨーロッパから輸入したため、完成まで91年の歳月を費やしたといいます。

ヨーロッパの古城を彷彿させる聖堂内には、エントランス一面にはめ込まれた巨大なステンドグラスがあり、その美しさは圧巻。礼拝や行事のない時間は、自由に館内見学ができます。

＜DATA＞
■CATHEDRAL CHURCH OF ST. ANDREWS（セントアンドリュース大聖堂）
住所：Queen Emma Square
TEL：808-524-2822

ダウンタウンの観光スポット6　ハワイ州立美術館

散策最後は、再びサウスベレタニア通りを渡り、大聖堂向かいの州立美術館へ。ここは、かつてカメハメハ五世が来賓用ホテルとして建造した「ロイヤル・ホテル」（ロイヤル・ハワイアンの前身）があった場所。建物は老朽化のため取り壊され、1928年に現在のビルに建て替えられました。美術館があるのは、その2階部分で、ハワイの芸術家の作品 5000点以上を収蔵。無料で公開しています。

今、アートを楽しむことがトレンドとされているホノルルでは、この美術館で行うイベントが大人気に。毎月第1金曜の「ファースト・フライデー・ギャラリー・ウォーク」、第2土曜のファミリーイベント「セカンド・サタデー」ほか、さまざまなアート・イベントが開催されているので要チェックです。

＜DATA＞
■HAWAII STATE ART MUSEUM（ハワイ州立美術館）
住所：250 South Hotel St.　No1キャピタル・ディストリクト・ビル2階
TEL：808-586-0900
開館時間：火～土曜10:00～16:00　祝日休
 

ダウンタウンの観光スポット7　アロハタワー

ちょっと足をのばしてダウンタウンの海側へ。州立美術館脇のリチャード通りを3ブロックほど歩くと、ホノルル港に到着します。ここは、1920～30年代の航海時代にハワイの玄関口として栄えた場所。そのシンボルが高さ55メートルのアロハタワーです。当時はアメリカ本土や外国から豪華客船が入港する日を「ボートデイ」と呼び、港に到着した観光客をフラやハワイアンミュージックで大歓迎したそう。

現在、タワー最上階は展望台として無料公開されており、ホノルルを一望できるビュースポットに。隣接するアロハタワー・マーケットプレイスは、ウォーターフロントのグルメスポットとして観光客や仕事帰りのビジネスマンで賑わっています。

＜DATA＞
■ALOHA TOWER（アロハタワー）
住所：Peir9 Honolulu Harbor
開館時間：展望台9:30～17:00
※ワイキキから直行する場合は、ザ・バス20・19番で約25分

■ALOHA TOWER MARKETPLACE（アロハタワー・マーケットプレイス）
住所：1 Aloha Tower Dr.
TEL：808-528-5700
営業時間：9:00～21:00（日曜～18:00）　レストラン等店舗により異なる