歌舞伎/歌舞伎関連情報

歌舞伎鑑賞教室「果華西遊記」(2ページ目)

国立劇場で「歌舞伎鑑賞教室」の公演が行われています。今月は市川猿之助の一門による『華果西遊記』。難しいと思われがちな歌舞伎を気軽に、楽しく体験できるチャンスです。

執筆者:五十川 晶子



市川右近さん
「歌舞伎鑑賞教室」で猿之助歌舞伎をするのは2度目です。歌舞伎を初めて見るという方たちに猿之助歌舞伎の「3S」(スピード、ストーリー、スペクタクル)を楽しんでもらいたいです。


市川笑也さん
「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」もありますから、大人の方にも楽しんでいただきたい。歌舞伎を見て退屈だと思った方も、今回は楽しんでいただけると思います。

市川猿也さん
僕は今回猪八戒ですが、これがはまり役と言われるのはとてもうれしいです。今こんな大きなお腹ですが、これは詰め物ですから(笑)。

市川笑三郎さん
今回は解説とお芝居の両方に出させていただきます。解説は春猿さんと一緒にがんばりたいと思います。お芝居のほうでは女王の素顔から、蜘蛛の精のくまどりの顔へと変わります。支度は大変ですが、役者として違った面を見せられるのはうれしいですね。

市川春猿さん
まずは笑三郎さんとの解説ですね。今回も頑張りたいと思います。『華果西遊記』では、私の役はお姫様の芙蓉から、蜘蛛の精への姿の変化がみどころです。蜘蛛の糸もたくさん投げますし、派手な場面なので喜んでいただけるのではないでしょうか。蜘蛛の糸、あれは片付けるのが大変なんですよ(笑)。

市川弘太郎さん
『華果西遊記』には初めて出させていただきます。猪八戒と間違われないように10キロダイエットしたんですよ(笑)。前回の沙悟浄でいらした(市川)段治郎さんからは「僕の沙悟浄にとらわれることなく、自分なりの沙悟浄をつくりあげて」とアドバイスしてもらいました。右近さんと猿弥さんとともに、京劇を取り入れた棒術を見せる場面は、これはほんとに一所懸命お稽古しました。

国立劇場での稽古直後のみなさん。


公演は6月24日まで。
詳細はこちら

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