歌舞伎/歌舞伎関連情報

9月東京は歌舞伎満開。その2 歌舞伎座(2ページ目)

東京の9月はまさに歌舞伎の花盛り。歌舞伎座、新橋演舞場、赤坂ACTシアター、三越劇場と四劇場で歌舞伎が公演される。各劇場の主な演目とその見どころをご紹介していこう。まずは歌舞伎座。

執筆者:五十川 晶子

そこへ「自分は義仲の忠臣だった樋口である、だからここは諦めて、駒若丸を返せ」と説得し、最後は「これも運命と諦めて自分の顔をたててくれ」と、涙まで流す。
そして権四郎は納得するのだ。また、権四郎が納得せざるをえない、納得するだけの樋口の心のこもった台詞なのである。権四郎は娘や孫を襲った不、恨みすら、全て目の前の樋口に託してしまったのかもしれない。

あるいは権四郎は、朝日将軍(木曽義仲)の第一の家臣を婿に持ち、まがりなりにも義仲の嫡子を育てていたということに、生きる望み、あるいは誇りを感じたのだろうか。そうとでも思わなければ、孫の死の意味はないと思ったのだろうか。
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