歌舞伎/歌舞伎関連情報

十八代目勘三郎誕生!その1 歌舞伎の未来を創る名跡(2ページ目)

待ちに待った十八代目中村勘三郎が誕生した。歌舞伎座の初日は3月3日。襲名披露にかけつけた報道陣、芸能人も続々。艶やかに髷を結った芸者衆も! 初日の歌舞伎座の様子をお届けする。

執筆者:五十川 晶子

報道陣も詰め掛けた初日


●人で溢れかえる初日の東銀座
東銀座駅の急な階段をひいひい言いながら上がると、普段にもましてものすごい人人人。いつもと違うのは、テレビカメラとそのスタッフが大勢いることだ。見上げると、勘九郎時代からよく似合っていた卵色のあざやかな幕が歌舞伎座の屋根から垂れ下がり、おめでたい気分が漂う。この卵色の幕は、いつもの「○月大歌舞伎」などのような、格式を感じさせる雰囲気とはまた異なり、ワクワクさせるような、新・勘三郎その人のように、軽やかな興奮をもたらす色であるのも面白い。

ロビーは人の渦! そして着物姿の観客が正月以上に多い。それに艶やかに髷を結った芸者衆とおぼしき「きれいどころ」の集団が入ってきた! 着飾ったお客を観るのが江戸時代からの芝居の楽しみだったというが、まさに眼福。
二階ロビーには、襲名を祝う品々や写真が展示され、関係者の「まねき」、襲名記念に作られたワインが並ぶ。(この二階ロビーが臨時の芸能人会見場所になり、幕間には通行できないほどごった返していた。)


祝い幕も、新・勘三郎の口上の裃と同様、柔らかな卵色を基調としたデザインだ。また平成中村座でおなじみの、あの白黒柿色の定式幕も引かれた。歌舞伎座宣伝部によれば、今回襲名披露狂言を中心に用いられる予定とのこと(歌舞伎座以外の劇場では未定)。過去にも、平成六年の猿若祭など、代々江戸歌舞伎の座元であった中村家を象徴するような興行で趣向として用いられてきた幕だ。

猿若座にちなむ定式幕。
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