あのシーンはフィジカルトレーニングで乗り切った
見も心もたくましさを増して大切なシーンを成功させたウィル |
ウィリアム・モーズリー:ニューヨークで演技トレーニングを受けていた間、ブルックリンのキックボクシングのジムにも通ったんだ。撮影が始まってからは一日おきに8マイル走って、毎日2時間は筋トレをしていたよ。ああいうシーンには肉体的な強さが必要だし、それにはスタミナが不可欠だと思ったから。
10テイク目でも、1テイクめと同じだけのちゃんとスタミナと力を保っていたかった。そういうのは、演技にちゃんと現れると思うし。スタントコーディネーターは、素晴らしい人で尊敬していて、仲良くしていた。様々なことを教えてもらった。ハードワークをすることは楽しかった。スタントダブルに頼りたくはなかったし。
ジョージー・ヘンリー:私は自分の撮影がないときは、家庭教師について勉強していました。休み時間にはよくセットに行きました。あのシーンを隣で見ていたわけじゃなかったんです。でも、みんな重い鎧を着て、汗だくで凄く大変そうでした。実際の撮影のときも凄かったようですが、映像を見ると、本当に素晴らしいシーンだったと思います。
カスピアン役のベン・バーンズとは助け合った
THE CHRONICLES OF NARNIA, NARNIA, and all book titles, characters and locales original thereto are trademarks and are used with permission. ©Disney/Walden. |
ウィリアム・モーズリー:僕たちの仕事は、与えられたパートをきちんとやり遂げることなんだ。スタジオがどのようにプロモーションをするかとか、ポスターなどは、コントロールできないんだ。
ポスターにベンが出たら、「よかったね、ベン」と思うし、僕たちはお互いに助け合って、お互い面倒を見ながら、とてもいい状態で仕事ができたと思う。
ガイド:ピーターにとっては、『ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛』が最後のナルニア訪問になるわけですが、寂しい感じもしましたか?
ウィリアム・モーズリー:ナルニアは、6年間にわたって僕の人生の一部だった。ナルニアにさようならを言うと思うと、悲しい気持ちが湧き上がってきた。でも同時に最後の撮影のときに思ったんだ。
僕は俳優としてもっともっと演技をしていきたいし、向上したいと思っている。こうやってナルニアと別れることは、自分にとってチャンスでもあるって。
違った作品に出会い、新しい役を演じることは、チャレンジだからね。俳優として、新しいところに飛び込むことが楽しみなんだ。ナルニアと別れることは寂しい反面、将来のことを思うと興奮している。
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