バブル時代を鮮やかな描写で描いた 『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』は、バブル時代を知っている人も知らない人も楽しめるタイムトラベルコメディ。知らない人には、もう少し解説があると、熱気と狂騒と豊かさを謳歌したバブル時代に興味を引かれるかもしれませんね。バブル時代と今注目を浴びる80年代に洗濯機以外の方法でタイムトラベルするのはいかが?

今ではあり得ないこと!が当たり前なバブル時代

バブルへGO!!タイムマシンはドラム式の画像
日本を救うタイムトラベルコメディはご機嫌な出来映え
バブル時代は、1985年のプラザ合意から始まりました。1ドル235円のレートが一夜にして20円下落。今では1ドル120円ぐらいですから、アメリカドルの価値が、半分ぐらいになってしまったわけです。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代の始まりです。株価も高騰。土地の高騰で、東京23区の地価でアメリカ全土が買えると言われました。

土地が高騰しすぎて買えなくなり、金利は低水準。でも好景気はずっと続くと思えましたから、六本木やウォーターフロントのディスコで遊んだり、高級イタリアレストランに行って、お金はいくら使っても構わないという風潮が生まれたようです。ボーナスが10ヶ月分支給されたとか。

『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』では、タクシーを呼び止めるときに一万円札を振りかざし、ウォーターフロントの船上大学パーティでの200万円争奪ビンゴが行われますが、それも珍しいことではなかったようです。お金は使えば使うほど良い、お金を持っていることを善としたバブル時代。学生を囲い込み、青田買いして、楽しいパーティのような研修でつなぎ止め、就職してもらうために企業側が苦心していたのです。

バブル以前は、誰もティラミスを知らなかったし、クリームブリュレもナタデココもベルギーワッフルも無名。海外ブランドも知られていなかったし、若者の海外旅行も一般的ではありませんでした。円高ドル安がもたらしたものは大きかったようです。

ワンレン(ワンレングスという髪型)、ボディコン(ボディコンシャスの略で、身体にぴったりとフィットした伸びる素材のワンピース)、お立ち台(ディスコで台の上に乗り熱狂的に身体をくねらせて踊るお姉さん)など、バブル独特の風物の中で、意外なのが携帯電話が普及していなかったり、誰も髪を染めていなかったことなど。アルマーニを着こなしメルセデスに乗り、ロレックスをつけていても、携帯を持っていないのは不思議です。だから 『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』では、携帯電話が大活躍。


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