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ダイ・ハード4.0 成功する5つの行動原則(2ページ目)

『ダイ・ハード4.0』で、12年ぶりに不死身の男ジョン・マクレーンが帰ってきます。ジョン・マクレーンに覚悟を決めた男の迫力を学びたいですね。成功する行動原則を5つあげてみました。

執筆者:オライカート 昌子

運がなくてもあきらめない

ダイ・ハード4.0の画像
クールなアクションが光る。『ダイ・ハード4.0』(C)2007TWENTIETH CENTURY FOX
ジョン・マクレーンは、運の悪いときに、運の悪い場所に居合わせてしまう男。88年には、高層ビルで、90年には空港で、95年にはニューヨーク市街で、そして今回は、姿の見えないサイバーテロ。ろくに武器もないまま強力な敵を相手に戦うことを強いられてしまいます。

ジョン・マクレーンの唯一無二の武器は、「あきらめない心」だと思います。知力を尽くし、自分の生身の身体を投げ出しながら、食らいつくように敵に歯向かっていきます。

運より何よりも、いったん覚悟を決めたら、あきらめないところが、結果として何に対しても、一番力を発揮できることではないでしょうか? ジョン・マクレーンが映画のキャラクターとして、最も「男らしい男」と呼ばれる一人なのも、その点が評価されていると思います。

私たちの普段の生活で、ジョン以上に運の悪いことは起こるとは思えないし、ジョン以上に強力な敵と立ち向かうこともないと思います。ジョンのようにとは言わないまでも、ほんの少しでも、「あきらめない心」を持てたら、運は反転し、上昇気流に変わるのではないでしょうか?

やれることは全部やる

ダイ・ハード4.0の画像
ハッカー少年を演じるジャスティン・ロング。『ダイ・ハード4.0』(C)2007TWENTIETH CENTURY FOX
際立った行動力を持ったジョン・マクレーンですが、全面敵だらけの上、打てる手は限られているわけですから、思いついたことは全てやってみるしか仕方ありません。タイムリミットが限られているのも映画ならでは。

今すぐ行動しないと、手遅れになってしまうことがあまりにも多いのです。いちいちためらっていたら、手のほどこしようのない事態になってしまいます。

行動力だけでなく、勢いを持ち続けるところも見習いたいところ。立ち止まると、勢いが弱まり、負けてしまうことをよく心得ているのです。立ち止まらずに進み続けるしかありません。

そういうところは刑事としての職人気質を思わせます。プロとしての誇り、ベテランとしての経験をフルに生かして、自分のできることを全部やる姿勢です。

グチはこぼすけど、目の前の仕事を淡々とこなす

スーパーヒーローではないのに、スーパーヒーロー並みの仕事力を期待されているジョン・マクレーンは、人間ですから、怪我もすれば、文句もこぼします。痛みにこらえきれない時もありますが、それを乗り越える方法を知っているところが強みです。

それは、目の前の仕事に全力投球すること。仕事に全力投球していれば、余計なことに振り回されたり、悩まされたりすることはありません。普通の人間として家庭生活は失敗し、娘にも反発され、悩みが尽きることはありません。仕事上にしたって、「なんで俺が」ということまでやらなくてはならない不満もあります。

でも、いったん目の前に解決しなければならない問題が発生したら、日々の不満や悩みを一切忘れ、仕事にのめり込むのです。


次ページでは、さらに『ダイ・ハード』シリーズのジョン・マクレーンの成功行動原則です。
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