2/3 2007年ヒット作を占うVOL1～6月公開洋画編 [映画] All About

４月公開の見逃せないシリーズ映画

『ロッキー・ザ・ファイナル』

公開中の『ロッキー・ザ・ファイナル』は、まさしく10億円突破レベルの注目作。かつてのロッキーファンばかりでなく若者の心も捉えた、限界に挑むロッキーの世界が、シンプルに胸に迫ります。主演、監督をシルベスター・スタローンが、務めています。

この作品は、全米では昨年の12月公開作。ボックスオフィスの結果をいち早く伝えるウェブサイトbox office mojoでの、映画の人気レベルが図れるmost poplar movieのページの一位を長らく独占していたほどの、人気作です。アカデミー作品賞を受賞した一作目を見てから行くと、さらに感動が深まるはず。10億円のみならず、20億円、30億円も突破を狙えるヒット候補作だと思います。

「ロッキー・ザ・ファイナル」20世紀FOX配給
公式サイト
20世紀FOX配給
2007年４月20日(金)　TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー

『ハンニバル・ライジング』

G．W．　日劇PLEXほか全国拡大ロードショー

『ハンニバル・ライジング』は、ハンニバル・レクター博士の若き日を描いた、シリーズ最新作。今回は、22歳の新星ギャスパー・ウリエルをハンニバル・レクターに起用し、妖しい魅惑的な世界が繰り広げられます。共演に『マイアミ・バイス』のコン・リーと、『ノッテングヒルの恋人』でブレイクし、『Jの悲劇』で新ボンドのダニエル・クレイグにまとわり付く男を演じたリス・エヴァンズが、貫禄たっぷりに悪役を演じます。

監督は、『真珠の耳飾りの少女』のピーター・ウェーバー。ギャスパー・ウリエルは、どんなポーズをとろうと、どんな表情をしようと、どこまでも妖しく美しく、若きハンニバルを演じ、驚かせてくれます。その魅力と、秘められた悲しい過去の物語が日本の観客の心を捉えれば、10億円から20億円ヒットの可能性は高いと思います。

『ハンニバル・ライジング』東宝東和配給
公式サイトG．W．　日劇PLEXほか全国拡大ロードショー

５月公開大ヒット必至の２作

『スパイダーマン３』

５月１日、世界最速公開の注目度最大レベルの作品が、『スパイダーマン３』。日本でのヒット指数が、全世界の指標になるのではないでしょうか？　この作品を待っていた観客も人もたくさんいるのでは？　

サム・ライミ監督の職人的手腕は今回も確か。ピーター・パーカーを演じるトビー・マグワイアは、繊細な演技力にさらに磨きをかけ、黒と赤のスパイダーマンスーツで、切れのあるアクションを見せてくれます。

このシリーズは、ストーリー的な興味も存分に満たしてくれますが、今回はさらに映画３本ぶんぐらいの内容。何度も何度も見る観客も少なくないはず。潜在的には、100億円ヒットも視野に入れた大作映画だと思います。

『スパイダーマン３』　公式サイト
配給ソニー・ピクチャーズ　エンタテインメント　
５月１日（火）より、日劇１ほか、全国一斉　世界最速ロードショー

『パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールドエンド』

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ完結編『パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールドエンド』は、５月25日より、全世界同時公開。一作目が68億円の興行収益を出し、2作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン／デッドマンズチェスト』が100億円。最新作が、それを上回る興行収入をあげるのは確実です。

舞台はカリブ海からアジアへ。そして世界の果てまでへ。そこで待ち受けるのは、海賊時代の終焉なのでしょうか？　キャストに、ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイに加えて、アジアのスーパースター、チョン・ユンファが加わります。ヒットメーカー、製作のジェリー・ブラッカイマーが仕掛ける、スケール感たっぷりの映像は楽しみですね。

『パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールドエンド』
公式サイトファンサイト
５月25日（金）より全世界同時公開!!
次ページでは、５月～６月の注目作を一挙ご紹介。