作品の質なら俳優部門賞?
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それほどのヒット作でなくても、その年の忘れられない良作を記録に残しておきたいという、アカデミー会員の本音が通る賞とも言われています。
今年の作品で言えば、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンが助演男優賞を受賞し、最多部門ノミネートながら、作品賞のノミネートから漏れてしまった『ドリームガール』のジェニファー・ハドソンの助演女優賞もあります。
ヘレン・ミレンが、主演女優賞を受賞した『クイーン』は、英国アカデミー賞の最優秀作品賞も受賞しています。
アカデミー賞受賞作品の中で特に見逃したくないのがこの賞だと思います。今までの受賞作品の中で見逃している作品があったら、忘れないでチェックしてくださいね。
もし、作品賞の中で大ヒット作品でもなく、監督賞とダブルノミネートもされていない作品があったら、俳優賞を受賞する可能性はかなり高いのではないでしょうか?
そういう意味では、俳優部門の賞といっても、純粋に演技だけでなく、それ以外のいろいろな要素も含まれ、決まるのです。
今回の記事はいかかでしたか? アカデミー賞は、女性のスーパーボールといわれるほど、大きなお祭りです。蓋を開けてみると、飛びぬけた作品以外では、票はバランスよく分かれるようです。
また、毎年のアカデミー賞受賞作品には世相も反映しているところも興味深いことです。今年は、インターナショナルな作品がノミネートされていましたが、『ディパーテッド』は、香港映画のリメイクでした。リメイク作品が作品賞を取るのは、初めてでした。
来年のアカデミー賞には、どんな作品が出てくるのか、とても楽しみですね。
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