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地震保険の見直し方(2ページ目)

地震保険の加入については誰もが悩むところです。地震保険料の負担が大きいのと、補償額が建物や家財の評価額すべてにつかないためです。地震保険の見直し方について解説します。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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地震保険の補償額と保険目的を見直す

地震保険は見直しのポイントは?

地震保険は見直しのポイントは?

地震保険の補償額は、主契約である火災保険の30%~50%の範囲で設定するのはすでにお話しました。この幅の中であれば自由に設定できますので、理想は上限額50%をつけておくのが良いと思います。

 

但しどうしても保険料と折り合いがつかないのであれば、30%下限で考えてみるのも方法です。

また持ち家の人であれば建物と家財両方に地震保険の契約をすることができます。これらは個別に設定するので、負担する保険料とのバランスをみながら建物だけにするというのも方法です。もちろん両方つけることができればそれに越したことはありません。

逆に50%の補償ではもともと少ないし不安という人は上乗せも検討してみましょう。地震保険そのものは通常の保険と異なり国が関与しているため保険料や仕組みはどこでも変わりません。

火災保険に条件はあるものの上乗せする仕組みを作っているところがあるので、興味のある人は検討してみるといいと思います。

当然保険料は負担が増えるということと、補償内容について地震危険というよりは地震よる火災の場合に補償が増えるという内容のものだったりするので、補償内容は良く確認してください。

地震保険に加入について見直してみる

地震保険の見直しについてそもそも加入をどうするかということがあると思います。地域や補償内容によるものの補償は多くても火災保険の半分、保険料も決して安いわけではありません。


地域や構造によっては保険料が倍くらいになることもあります。地震保険はその災害の特性上(同時に多くの人が被害に遭うため、被害に遭わない人が遭う人を支え合うという仕組みが成り立ちにくい)、被災によって受けた損害を保険で補てんするという考えではありません。

地震保険から受ける補償でその後の生活再建の足掛りにするということが他の保険と異なるところです。これについてどう考えるかというところだと思います。

損害保険ガイドから今日のポイント

もしも被災したときに、家計への負担はどうなるか。住宅ローンなどの有無なども含めて地震保険の加入の検討、見直しもしてみましょう。

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