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これで見納め!!「新春かくし芸大会」(3ページ目)

1964年から半世紀を越えて続いていた、お正月の顔「新春かくし芸大会」。残念なことに2010年がラストイヤーとなりました。これまで日本中を楽しませてきた名物番組を、涙とともに振り返ります。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

忘れちゃいけない、迷人芸、インチキ(笑)芸

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ゴールデン☆ベスト[Best of]~井上順
※優しさあふれる楽曲を紡ぎだす井上順の新編集ベスト・アルバム。ザ・スパイダース時代の「いつまでもどこまでも」をはじめ、ソロでの代表曲を網羅。
と、ここまで挙げたのがメインストリームとすると、それ以外の枠にも面白コンテンツが並んでたのが「かくし芸」の真髄。何しろ長尺なんで、お茶の間を引き付ける工夫は随所に凝らされてました。

比較的昔からあったのが「英語劇」「中国語劇」。そのうち、ただ喋るだけだと飽きられるってことで、各所にギャグが盛り込まれるようになりましたが、次第にギャグだけで構成された「パロディー劇」も演じられるようになったんです。

予算を掛けて大スター達がギャグ満載の演技を見せるのだから、毎回大好評でしたが、その中から抜きん出たのが、井上順主演作品でした。「インディー・ジューンズ」「霊幻順士」など、タイトルロールを飾ったものを初め10年近く座長を担当。ベタな芝居に真剣に取り組む姿勢が、とてつもなくカッコ良かった。

裏ミスターかくし芸は?

個人的な印象になってしまいますが、後期の「かくし芸」を支えたのは、ビートたけしとたけし軍団だったんじゃないでしょうか? 時たま、タップダンスなど真剣な芸を見せるものの、大抵はあきれ返る様なインチキ芸。審査員も怒り出し、森光子御大など10点満点で1点という採点をしたこともあったかと。

あと、感極まった出演者の涙も、番組名物になってましたが、あれはどうだったんだろうと、今になって考えると疑問に思いますね。一年に一度ということで、ギリギリセーフだったのかもしれませんが。

ともあれ、泣いても笑っても、2010年1月1日18時から、3時間にわたってオンエアされる「フジテレビ開局50周年記念番組新春かくし芸大会FOREVER」で、一つの区切りが付けられます。もの心ついた時から見ていた人も、そーゆー番組もあったねーという人も、これを見逃すと後悔するかも。必見です!!

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