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M-1グランプリ優勝はパンクブーブー!!

12月20日に開催されたお笑い界最大のイベントの一つ「M-1グランプリ」。栄冠を手にしたのは初出場のパンクブーブーでした。どこに勝因があったのか、そして当ガイドの予想はなぜ外れたのか……。徹底検証します。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

苦節9年、ついに花開く!!

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M-1グランプリ the BEST 2001~2006 DVD BOX
※2001~2006年のM-1グランプリ全出場組のネタを完全収録。審査員のコメントや審査結果発表などは省かれており、ひたすらネタのみを堪能できる。
一年の締めくくりでもある「M-1グランプリ2009」。見事栄冠に輝いたのは、前々から実力は認められながらも、今回が悲願の決勝初進出となったパンクブーブーでした。

先週末にアップした直前予想は、笑い飯のグランプリ、パンクブーブーは無印と、ある意味さんざんな結果に終わりましたが(笑)、言い訳はおいおいしていくとして(汗)、まずは初出場で優勝を勝ち取った2人を称えたいと思います。

勝因は「緻密な笑いを追求している」と審査員のオール巨人が語ったとおり、初戦、最終決戦ともに安定したネタを出せたことに尽きるでしょう。“緻密”という言葉の意味には、いちばん受けるギャグをクライマックスに持ってくるという構成の巧みさなども含まれていたかと。

最高傑作「鳥人(とりじん)」で勝負した笑い飯

一方、当ガイドが本命、対抗に推した笑い飯は2位、ナイツは4位という結果に終わりました。前半でM-1史上初となる100点満点をマークする最高のネタを繰り出した笑い飯。漫才冒頭での西田幸治の台詞「だいたい判ったから、やらしてくれ。それ」が、爆笑と拍手に包まれたところから、漫才のボルテージは最高潮に達します。

この時点で当ガイドは、早くも笑い飯の優勝を確信してしまいました。ただ、同時に気になる点も脳裏に浮かんだのも事実。果たして、予想の際に書いた「1本目と2本目でネタの傾向を変える」という展開に、2人が持ち込むのか?と。

2本目のネタはあらゆる意味で1本目の縮小コピーでした。それ自体の出来は決して悪くなかったものの、どうしても数十分前に自分達がやったネタと比べられてしまうという残酷な結果に。こうして笑い飯のM-1は終了しました。ただ、その伝説は後々まで語り継がれていくことでしょう。

では、対抗馬ナイツはどう戦ったのか?
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