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クイズ番組を揺るがす“高学歴芸人”の正体(2ページ目)

各局の人気クイズ番組の中で、異彩を放つ存在が、東大、京大卒などの高学歴を武器に活躍する芸人達。クイズでは見るけど、ネタ番組ではあまり見ない、いわゆる“高学歴芸人”たちの実態に迫ってみます。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

東大卒の謎の新人

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ルミネ the よしもと~業界イチの青田買い 2008夏~(DVD)
※田畑藤本ほか総勢20組の“有望新人”をセレクトした、ショーケース的DVD。未来を制する芸人を自分の目で見出してみては?
ロザン宇治原のブレイクは、当然のように後続のライバルを生み出すことになります。しかも同じ吉本興業の中から(笑)。それがデビュー間近の漫才コンビ・田畑藤本の藤本淳史だったのです。

なんと、日本の最高学府とも言われる東京大学を卒業。同大学院に合格したもののあっさりと蹴って、東京吉本のNSCに入学したというツワモノ(?)です。その学歴に会社が目を付けたのか、プロデビュー直後でまだ漫才師としてテレビに出る前に、クイズ番組に出演。当然のように、宇治原と熾烈な頭脳戦を繰り広げる場面が演出されたのでした。

一見すると、高学歴芸人として注目された宇治原に逆風を当てているようですが、実際はライバルが存在することで、よりクイズバトルは盛り上がります。だったら他の事務所から出てくるのを待つより、身内で作り出したほうが効率がいい。その目論見は、まずまず成功しているようです。

後半は満点連発

気になるのは、知名度が上がるに連れて、藤本の方が反感を買ってしまうんじゃないかってところ。後から出てきたこともあって、東大の方が優秀だとか、周りの人を下に見るような発言も、多少見受けられますが、これはあくまでもバラエティ上の演出。でも、中には見ていて真剣に受け取り、不快になる人もいるとか。

この点に関しては周囲のフォローが大事でしょう。司会者や並びのパネラーが「こう見えて楽屋じゃいつも腰低いんですよ」とか「こんな偉そうなこと言ってるけど、ブログに苦情書かれると一件一件、謝りのコメント書いてるんですよ」なんてツッコミを入れたら、好感度も維持できるんのでは。

そんな高学歴芸人の今後は?
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