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ニュータイプの文化人タレントたちに迫る!(3ページ目)

今も昔も、バラエティをピリっと引き立たせてくれるのが、文化人タレントの皆さんです。その起用傾向には、時代の流れの中で変化が見られるような…。という訳で、当今TV文化人事情に迫ります。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

肩書きよりも実力重視される文化人

 
やくみつるの故意死球(ビーンボール)
そうした局面を迎えた時に、テレビ局は2つの方法を編み出しました。1つは、あらかじめ充分に打ち合わせして、コメント内容をしっかり固めておくこと。中には、番組進行をスムーズに行うため、台本にコメント台詞が書かれてる場合も。硬派な話題を扱うワイドショーなどでは、こうしたやり方が有効なようです。

もう一つの方法は、シンプルですが独自のキャラクターを持って、喋りの面白い文化人をキャスティングすること。その際、知名度は二の次というか、番組内でコンスタントに紹介していけば、人気は後から付いてくるっていう考え方でしょうか。

漫画家のやくみつる、女医の西川史子、そして行列のできる弁護士軍団の面々など。全員最初は「誰? この人」って状態だったのに、出演回数が増えてくると、「あー、また出てるよ~」なんて親しみを持ってしまうんですね。

まだまだ増殖の構えを見せる文化人



ただこうなってくると、何も別に肩書きが文化人である必要もないんじゃないかなと思えてきますが。医者や弁護士じゃなくたって、コンビニの店員や白アリ駆除の専門家でも、キャラが立って、喋りが面白ければ、コメンテーターでもグルメリポーターでも充分務まるんじゃないかなと思いますが。

そうは言っても、今後も文化人タレントは増えていくでしょう。もしもいま、テレビタレントになりたいと思っている文化人の方がいらしたら、放送局やタレント事務所に売り込む前に、自分のキャラクターをしっかり把握することが重要でしょう。

むしろ短所をアピールすべし



どちらかと言うと長所よりも短所の方が、売りにしやすいようです。さらに、いま活躍中の文化人とかぶってしまったら、番組でアピールする事は難しいので、他のキャラを探してみてください。

どうしても面白いキャラが見つからないって人でも全然大丈夫です。そういう人は、ゼロから自分のキャラクターを作り上げてしまえばいいんですから。ヘアスタイルに特徴のある某国際弁護士のように(笑)。

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