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gooランキングでたどる懐かし深夜番組

バラエティに富んだランキングが楽しめるgooランキング。その中で先ごろ「もう一度見てみたい懐かしの深夜番組」という興味深いランキングが発表されました。今回はそれを見ながら、色々考えてみたいと思います。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

深夜番組の歴史は30年以上

最近はフツーに人気タレントが登場するし、ゴールデンと変わらない豪華なセットも珍しくなくなってきた深夜番組。ですが、80年代の後半から90年代にかけての24時間放送が開始されたばかりの頃は、限られた予算の中で、アイデアを凝らした深夜番組が数多く制作されていました。

ただ、その反面、製作スタッフや出演者が、かなり自由に番組を作れることもあって、個性的な番組が多かったのも、この時期の特徴だったと思います。というわけで今回は、先ごろgooが発表した「もう一度見てみたい懐かしの深夜番組」という興味深いランキングを見ながら、いろいろ考えてみたいと思います。


やっぱり記憶に鮮烈な「お色気番組」

画像の代替テキスト
『電波少年最終回』(日本テレビ放送網)著 土屋敏男
T部長こと土屋敏男さんがシリーズの内幕を公開した単行本
このランキングを見て、まず最初に感じたのは「1位の『ねるとん』や3位の『電波少年』って深夜番組?」ってこと。ただ、後でよくよく考えてみると、納得できる節もあります。たぶん、この2番組に投票した人達って、20代前半辺りが中心で、たぶん子供時代に見始めた影響が強く残ってるんでしょうね。

子供にとっては、23時スタートの『ねるとん』はもちろん、22時30分スタートの『電波少年』でも、夜遅い番組に思えたんでしょう。あと、今でこそ似たようなコンセプトの番組が7、8時代にあってもおかしくないものの、当時はゴールデン枠にはない独自のオーラを放って見えたものでした。

次に目に付くのはやっぱり、5位の『11PM』、7位の『トゥナイト2』、12位の『ギルガメッシュないと』といったお色気番組群。徹底した男性向きの構成で、特に思春期を迎えた少年たちにとっては、強烈な印象を残すプログラムだったんでしょうね。堂々と見ることができずに、親に隠れてボリュームを下げて盗み見た記憶がある男子もかなりいるかと(笑)。

その一方でバラエティものも、2位の『夢で逢えたら』、6位の『内村プロデュース』、11位の『一人ごっつ』、17位の『とぶくすり』とかなり人気を集めてます。当時はまだまだ若手だった出演者が、ここをきっかけにメジャーへの道を進んだこともあり、当時のネタをもう一度見てみたいと願うファンの声が、ランキングに反映してるようです。


次のページでは、ランクインした「名作」も紹介します。
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