同じ金利タイプで金利を比較
金利タイプを決めるとなぜ住宅ローン選びがしやすいのでしょうか?例えばあなたに合った金利タイプが10年固定であれば、いろいろな金融機関の10年固定だけをピックアップして比較します。その中で、金利が低いものを選択すれば良いのです。ただし、金利を見る際の注意点があります。全期間固定金利であれば、現在の金利を見れば良いのですが、変動金利型や固定金利選択型の場合には、金利のチェックポイントは2つあります。
一つは現在の金利です。二つ目は例えば10年固定であれば、11年目以降の金利は、店頭金利(基準金利)からどのくらい引き下げてくれるのかを確認しましょう。
当初大幅に引き下げていても、その後の引き下げ幅が小さいものもあります。大きな傾向としては、返済期間が短ければ、より当初の金利が低い方が有利になります。しかし、金利差や返済期間によって結果は異なりますので、金融機関で試算してもらうと良いでしょう。変動金利型でも、当初5年間の引き下げが大きくなっているものもありますので確認が必要です。
諸費用の確認も忘れずに
金利や総返済額があまり変わらない場合には、諸費用を比較します。この場合には、返済額の総額と保証料、事務手数料、団体信用生命保険料(別払いの場合)などを足した支払い額のトータルを比較してみるとわかりやすくなります。それでも、まだあまり違いがない場合には、繰上返済の利便性や手数料、その他のサービスなども含めて比較してみるとよいでしょう。
まずは、金利タイプ選びから。これが住宅ローン選びの基本です。