誰からも愛されるクラシックプリンのレシピ
卵と牛乳と砂糖、こんなシンプルな材料から作られるプリン。キャラメルソースとカスタードプディングの組み合わせは、誰からも愛される永遠のお菓子のクラシックではないでしょうか。最近流行のやわらかプリンもおいしいけれど、私の中のプリンのイメージは、型から抜き出して白いお皿の上で揺れている、昔ながらのプリンなのです。焦がしやすいキャラメル・ソースは時間が計りやすい電子レンジで作ります。素朴だけれども温かい、ホームメイドのプリンのシンプルなおいしさをお楽しみください。
カスタードプリンの材料(直径7cmのココット型8個分)
カスタードプリンの作り方・手順
プリンの作り方
1:キャラメルソースとプリンの耐熱容器の準備をする
下準備をする
卵は1個だけ卵白と卵黄に分けておきます。湯せん用のお湯を沸かします。オーブンは170℃に温めておきます。プリンを入れるココット型とキャラメル・ソースを作る容器はそれぞれ高温に耐える耐熱容器を用意します。
2:キャラメルソースを作り、ココット型に流す
キャラメルソースを作ります。耐熱容器にグラニュー糖、水を入れ、軽く混ぜます。500wの電子レンジで4分弱加熱します。この時3分30秒過ぎたら、ちょうど良いキャラメル色になるまで10秒単位でチェックし、キャラメル色になったら4分手前でも取り出すようにすると失敗がありません。ココット型に流し入れます。
3:グラニュー糖が溶けるまで牛乳を人肌に温める
牛乳とグラニュー糖を鍋に入れ、泡立て器で混ぜながら、グラニュー糖が溶けるまで、人肌程度に牛乳を温めます。
4:解きほぐした卵と牛乳を静かに混ぜる
ボウルに卵(全卵と卵黄)を入れ、泡立て器で卵を溶きほぐします。ここで空気が入るとプリンが膨らんでしまうので、空気が入らないように、泡立て器は左右に動かすようにします。泡が立たないように、ゆっくりと牛乳を卵に注いで、泡立て器で混ぜます。
5:こし器で卵液をこす
こし器でこします。こすことによってプリンがなめらかになります。バニラエッセンスを加え、泡立て器で混ぜます。
6:ココット型に流し入れ、オーブンで蒸し焼きにする
準備したココット型に静かに注ぎ入れます。できた泡は竹串などでつぶしておきましょう。お湯(80~90℃くらい)をはった耐熱容器(ここではスクエア・ケーキ型を使用)に入れ、湯せんの状態にしてこのまま170℃のオーブンで40分焼きます。そっと押して弾力があれば焼きあがりです。粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やします。型の周囲にぐるりとナイフを入れて器に抜き出します。
ガイドのワンポイントアドバイス
今回のように小さめのココットで作ったものは普段のおやつに、大きめのケーキ型などで作り、そのままサーブすると、おもてなしにも向く華やかなデザートになります。その際は容器の大きさや深さによっても違うのですが、焼く時間を10~15分長くしてください(プリンを器から抜き出してひっくり返す瞬間は、毎回とてもドキドキするので、事前に器から出しておくことをお薦めします)。ホイップクリームを添えたり、季節のフルーツ、時間があれば作り置きのプルーンや洋梨のコンポートを添えると、いつものおやつのプリンがディナーの後を飾る豪華なデザートに変身します。