デジタル一眼カメラ/デジタル一眼カメラレビュー

2009年、ガイドの注目したデジタル一眼カメラトップ3(2ページ目)

2009年のデジタル一眼カメラは35mmフルサイズが広まりつつあるところに、カウンターとなるマイクロフォーサーズの小型機が一気に大攻勢をかけたという戦国時代の様相を呈してきている。その中で注目の3機種はこれだ。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

小型マイクロフォーサーズ

小型マイクロフォーサーズはデジタル一眼カメラ市場に旋風を拭き起こした(画像はDMC-GF1)。

小型マイクロフォーサーズはデジタル一眼カメラ市場に旋風を拭き起こした(画像はDMC-GF1)。

E-P1、DMC-F1、E-P2(12月発売予定)と3機種ある超小型のマイクロフォーサーズ機をピックアップしたい。EOS 5D MarkIIとは真逆の位置にある製品である。

最大の特徴は標準レンズとなるパンケーキレンズを装着したときの容積の小ささ。デジタル一眼カメラの画質を、日常で気軽に持ち歩けるというコンセプトである。このフットワークの軽さは、なににも代え難い。これまでのデジタル一眼レフとは何もかもが異なる製品群となっている。

マイクロフォーサーズの小型機はエントリークラスのデジタル一眼レフと比べると幾分高価ではあるものの、こちらもその価値は充分にある。

内蔵フラッシュがない(E-P1/P2)、手ぶれ補正のないパンケーキレンズが標準レンズである(DMC-GF1)と小型化の余波はいくつかあるのだが、それを置いてもこの「日常で持ち歩ける気楽さ」は捨てがたい。

小型化を前提としたフォーマットであるマイクロフォーサーズの本領発揮であり、大流行になるのも当然といった製品である。

これまでもレンズを交換しないAPS-Cサイズ搭載のコンパクトデジカメはあったが、マイクロフォーサーズはさらにレンズ交換もできる。おまけにコンバーターのおかげで旧来のさまざまなレンズが使えるという部分がマニア受けまでしている。

マイクロフォーサーズは来年にかけても、最大の注目トレンドと言えるだろう。なおGF1の詳しいレビューは「最高のフットワークを実現! DMC-GF1 レビュー」をご覧いただきたい。

 

 

 

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