渋温泉の旅館
渋温泉を代表する老舗旅館 金具屋の外観
有形文化財に登録された建築は、今では法律的に禁止されている木造四階建ての貴重な建築で、外観はもちろん、その内装は素晴らしいの一言。階段や廊下などのパブリックスペースを歩くだけで、宿の魅力に引き込まれてしまいます。
気軽に泊まれる料金の宿で、お湯が良かったのが「貸切露天の宿 大丸屋」。ささ濁りの湯からは鉄分はもちろん、硫黄分も感じる名湯です。貸切露天の宿と名乗る通り、玄関前に貸切露天があり、この名湯を存分に堪能できます。
「御宿 多喜本」も、お湯が良いので、根強いファンが多い宿。硫黄を感じる湯をはじめ、三種類の源泉につかることができます。日本には共同湯より宿の湯が良い温泉地がいくつかありますが、渋温泉もその一つ。泊まってこそ、本当の良さが分かるのです。
渋温泉では特に平日は、多くの宿で素泊まりができます。土産物屋だけでなく、飲食店も酒屋もあり、素泊まりでも楽しめる、いやむしろ、素泊まりでこそ、渋温泉の奥深さが分かるように思います。宿で「まったり」していては、渋では損。温泉街を積極的に体験しましょう。
渋温泉の入浴施設
渋温泉を代表する共同浴場「大湯」
宿泊せずに利用できる施設としては、「石の湯」や「信玄かま風呂」がありますし、多くの宿で日帰り入浴を受付ています。