借金の返済・債務整理/お金を返す、賢い金融機関の活用法

ボーナス激減をどうきり抜ける?住宅ローン(2ページ目)

まもなく冬のボーナス時期が到来。今年もボーナスが減る話題が絶えなく、冬も昨年より平均9~10%支給額が減るという話題が上がり、支給がなくなるという会社もあるようです。毎年支給されることを条件に住宅などのローンを組んでしまっていた人には大打撃です。ただ、このご時世ですからこの状況を切り抜ける方法が準備されています。ローンと上手に付き合うために知っておきましょう。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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住宅ローンの返済条件の変更

住宅ローンのボーナス返済が、家計状況悪化の原因かも…

住宅ローンのボーナス返済が、家計状況悪化の原因かも…

住宅ローンは、家計の状況によっては返済の条件の変更を受け付けてもらえます。それを上手に利用しましょう。
条件変更はよく「リスケジュール」などとも言われ、借金整理の一場面に用いられる方法のようなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、けしてそうではありません。あくまで返済方法の条件変更。返済の方法を変えるということなのです。
でも、当時は一番利息負担が少なくてよい条件でローンを組んだから…と条件変更は今後不利になるようなイメージを持つかたもいるかもしれません。でも、変更の仕方次第ではそうでもありません。
実は、返済期間を同じにしたままの条件変更では、支払総額にそう大きな差はないのです。

ボーナス返済は続けるけれども毎月の返済を少し頑張って支払額を増やし、ボーナス返済の金額を減らそうとか、毎月2~3万円支払が増えるけれどもボーナス返済を毎月の支払に振り分けようなどと発想を柔軟にしてみてください。

ボーナスは大切に

ボーナス返済でボーナスがすべてなくなるということは、今後の健全な家計の維持のためにも避けたほうが懸命です。ただでさえ、低所得、所得減が深刻な日本の経済情勢です。急激に明るくなるとは思えません。

最近住宅を取得する方は、ボーナス返済は避け、余剰金が出るようであればできるだけ貯蓄して繰上げ返済にまわそうとすることが多いそうです。それだけ慎重にならざるをえない今ですから、ボーナス返済で家計が回らない、返済額が捻出できなくて滞納者になりそう、という事態は避けて行きたいものです。

もし、ボーナス返済を見直しても、毎月が増えるのはきつい…という場合は返済期間の延長も視野に入れましょう。支払総額は増えてしまいますが、支払は少し楽に計画できるかもしれません。
総支払額が増えても住宅を維持することが大切なのか、手放すほうがいいのかということも検討材料にしたほうがいい場合もあります。支払に困難を感じることが多くなったら、早めにローンを組んだ金融機関に相談することをお勧めします。

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