宝塚ファン/宝塚歌劇団 トップスターの変遷

宙組トップ・大和悠河、陽月 華―退団(4ページ目)

2009年7月5日――宙組トップスター・大和悠河さん、娘役トップスター・陽月 華さんが、宝塚歌劇団を卒業しました。ひたすら美しく華のあるトップコンビでした。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

陽月 華

愛称・うめ、よーこ。
陽月 華さんは、2000年『源氏物語 あさきゆめみし』で初舞台を踏みました。

同期生には、月組の城咲あいさんや星組の凰稀かなめさんらが。86期生

初舞台後星組に配属され、2007年宙組に組替え。『A/L』より、紫城るいさんの後任として、大和悠河さんの相手役として、宙組娘役トップスターとなりました。

主な舞台歴

星組時代(2000年~2007年)

2001年 『ベルサイユのばら 2001』小公女・アンドレの子供時代
  『イーハトーヴ 夢』アメユキ
2002年 『プラハの春』ヨゼフィーナ
  『ガラスの風景』ピア・バローネ
2003年 『お~い春風さん』喜久 
  『雨に唄えば』キャシー・セルダン *初ヒロイン
2003年 『王家に捧ぐ歌』新公/アムネリス(本役・檀 れい)*新公初ヒロイン
  『巌流』アンナ・フェアラート
  『1914/愛』クロディーヌ
2004年 『花舞う長安』新公/楊貴妃(本役・檀 れい)
2005年 『長崎しぐれ坂』柳麗
  『龍星』花蓮
2006年 『ベルサイユのばら』ロザリー
  『フェット・アンペリアル』エンマ *バウ初ヒロイン
  『愛するには短すぎる』ドリー
2007年 『Hallelujah GO! GO!』ブレンダ

宙組トップ娘役時代(2007年~2009年)

2007年 『A/L』アニエス
  『バレンシアの熱い花』イサベラ
2008年 『Paradise Prince』キャサリン
2009年 『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』マリーズ
  『薔薇に降る雨』イヴェット

小さな顔。手足が長く華奢で抜群のスタイル。そして美人。
キュートでシックでエレガント。モード誌から抜け出たようなうめちゃん。

『バレンシアの熱い花』
(C)宝塚クリエイティブアーツ

わずか研4の時『雨に唄えば』のヒロイン、キャシーに大抜擢されます。
大先輩、主役の安蘭けいさんの相手役。それはもうとんでもないプレッシャーだったことでしょう。
愛らしくて清純。タップを踏む軽やかで新鮮な舞台姿は、未来の娘役トップの存在を伝えてくれました。

また2002年より池田銀行のイメージガールも務めました。

研4での『王家に捧ぐ歌』新公で初ヒロイン。その後5回のヒロインを。
新公を卒業の翌年に宙組に組替え。大和悠河さんの相手役として宙組トップ娘役に。

お披露目公演は、お転婆で可愛らしかった『A/L』のアニエス、スパニッシュも黒めの化粧も似合い、情感豊かなイサベラを演じた『バレンシアの熱い花』。

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