雪組時代(2000年~2006年)
2001年 | 『猛き黄金の国』川田小一郎 |
『アンナ・カレーニナ』アレクセイ・カレーニン | |
『愛 燃える』王孫惟 | |
2002年 | 『追憶のバルセロナ』ジャン・クリストフ |
『再会』マーク | |
2003年 | 『春麗の淡き光に』源頼光 |
『アメリカン・パイ』グラン・パ | |
『Romance de Paris』ムジャヒド・ナセル | |
2004年 | 『1914/愛』アポリネール(星組・特別出演) |
『飛鳥夕映え』軽皇子/中臣鎌足/蘇我石川麻呂 (月組・特別出演) |
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『青い鳥を捜して』デニス | |
2005年 | 『睡れる月』式部卿宮 |
『霧のミラノ』カールハインツ・ベルガー | |
『DAYTIME HUSTLER』ローレンス・ブラウン | |
2006年 | 『ベルサイユのばら』オスカル(星組・特別出演) |
『ベルサイユのばら』アンドレ/ジェローデル |
宙組時代(2006年~2007年)
2006年 | 『コパカバーナ』スティーヴン/トニー・フォルテ |
貴城けいコンサート『I have a dream』 | |
『維新回天・竜馬伝!』坂本竜馬 |
“貴城けい”を形容する言葉――
気品。ノーブル。エレガント。儚げ。爽やか。甘さ。華やか。色香。
伸びやかで力強い歌声。切れ長の美しい目。
白のプリンス。黒いアウトロー。
美しく端正なルックスに、芝居、歌、ダンスと三拍子揃った期待の新人として、下級生時代より注目されてきました。
『エリザベート』の新人公演では、ルドルフ役をオーディションで射止めます。
研6で『仮面のロマネスク』新人公演を初主演。新公主演は4度務めました。
そして、日本物の多かった雪組で育ち、洋物と日本物の両方こなせる男役として成長していきます。
バウホール公演初主演となった『ささら笹舟』では難解な3役に挑戦。
『浅茅が宿』りん弥は、ひたすら美しく妖しく。
ドイツ・ベルリン公演では“姫”“美女”といった妖艶な女役も披露。
苦悩の中に、大人の男の懐の大きさを見せた『アンナ・カレーニナ』のカレーニン。
人間の存在の意味を温かく教えてくれた『アメリカン・パイ』のグラン・パ。
どこか抜けたところのあるが憎めない可愛い奴、『Romance de Paris』のムジャヒド。
優しい優しい『青い鳥を捜して』のデニス。
特別出演した月組公演『飛鳥夕映え』では、同期生の瀬奈じゅんさん、大空祐飛さんと3名での役替り。貴城さんは3役を演じ、野心家で冷淡な中臣鎌足は鮮烈な印象を残しました。
『ベルサイユのばら』でもオスカル、アンドレ、ジェローデルの3役を演じました。
男装の麗人のオスカルと、気品高きジェローデルは、まさに貴城さんの十八番で言うまでもありませんが、とりわけアンドレの温かさ、男らしさ、包容力は秀逸でした。