文化祭のスタッフは、音楽学校の先生方はもちろんですが、構成・演出などは歌劇団の演出家も行います。
生徒らにとっては、緊張もするけれど、とても勉強になり、また「あの作品を作った先生に演出していただける~」とワクワクした思いもあります。

文化祭の主役はあくまでも本科生。予科生はコーラスなどで参加します。


文化祭の稽古が始まるのは、だいたい前年の12月頃から。歌劇団の稽古と同じく、配役の香盤表が廊下に張り出され、通常の授業は文化祭の稽古へと変わります。

休憩時間や放課後も学校内の至る所で、同期生と、または個人の自主稽古が行われ、各教室のピアノは順番待ち。学校中が文化祭モード一色に変化します。

稽古が進む中、歌劇団の衣装部さんによる衣装合わせなども行われます。
「そうそう! こういうお衣装を着たかったの!」「あぁ~もうすぐ初舞台だぁ~」と感じることのできるドキドキの瞬間。

誰もが不安になるのが舞台化粧。
文化祭当日、知り合いの歌劇団生徒がいる本科生は、その歌劇団生徒に化粧をしてもらったりしますが、そうでない本科生は自力。
上級生である宝塚歌劇団の生徒による舞台化粧の講習もあり、それを参考に自分で何度も舞台化粧の練習をします。自分の顔の作りと似ている…とか、「こんな舞台化粧をしたい!」と思うタカラジェンヌのプロマイドなどを参考にする生徒も多いですね。

文化祭にもプログラムが発売されます。文化祭の時点で、もうすでに芸名は決まっていますが、配役などは本名で紹介されています。
“タカラジェンヌは本名を明かさない”というのがモットーですが、まだ音楽学校生徒なので仕方ありません。