「宝塚ファン」ではメールマガジンのバックナンバーを公開していません。また申し訳ありませんが、再発行もできません。ですので不定期に、バックナンバーを少しずつご紹介いたします。
【63号 2002年5月24日発行】
■組配属の思い出
この春初舞台を踏んだばかりの88期生の組配属が行われましたね。
組配属についてよく聞かれるのは「希望した組に入れるのですか?」。
答え――NO。
劇団が決めることなので、希望を聞かれることもありません。
自分が何組になるのか……これが言い渡される日はドキドキもんです。これによって「宝塚での自分の人生が決まるわ~」というほど大げさなもんではありませんが(いや、実際そうかな?)やっぱりねぇ、入りたい組があったりするわけですよ。
できることなら〇組に入りたい!、●組じゃなけりゃイヤーっていうのがね。
「〇組に入りたい!」にも三つばかしの理由があったりして。
1 尊敬する上級生のいる組に入りたい
“〇〇さんに憧れて宝塚に入りました!”“●●さんのような舞台人になりたい!”なんていう人は、やっぱりその上級生のいる組に入りたいモンです。同じ舞台に立ちたい。おそば近くで眺めたい~。これ、当たり前よね。
2 あの組に入りたい
組のカラーってあるでしょ? ダンスの○組とか、個性的な役者が多い組とか。その中で「自分はコレが好きだから、○組に入りたいなぁ~」ってね。
3 初舞台を踏んだ組に入りたい
やっぱり初舞台を踏んだ組ですから。その組でラインダンスを踊ったのですから。情が入っちゃってるのね。
初舞台の稽古~公演中に近くで接して、尊敬できる上級生ができたり、優しくしてもらった上級生もいたりするし、歌劇団での原点ですし。