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宝塚歌劇団試験Part2 試験って…どんなことをするの?(2ページ目)

タカラジェンヌたちの試験――。それはどんな科目なのか、どんな試験内容なのか…。そして試験官は…誰?

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

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【日舞】

男役は男舞い、娘役は女舞いと、別々に分かれて振り付けを受け、それを踊ります。
洋舞と同じく、2名ずつぐらいで。




どの科目も始まる前に、自分の芸名などを大きな声で言い……そして始まります。
日舞に至っては、舞扇を前に置き正座してご挨拶を始め……。この時点から、採点されていると言っていいでしょう。(ご挨拶の仕方で、日舞が上手いか下手かがわかる…と、某先生はおっしゃっていらっしゃいましたので…)

受験の際の服装(?)ですが、歌、演劇は私服。もちろん稽古着でも何でも。
洋舞はレオタードとタイツにダンスシューズ。色の指定などはありません。
日舞は着物。あ、当たり前ね。

――と、こんな感じです。


試験ですから、試験官がいるのは当たり前。
それぞれ、10名ほどの試験官がいます。

どんな人たちが試験官なのかと言うと、それぞれの科目専門の歌劇団のスタッフたちが主。
演劇なら演出家、歌なら作曲家、洋舞ならダンスの振付の先生、日舞なら日舞の振り付けの先生。

洋舞、日舞の際は、演出家が加わることもあります。
ショーを得意とする演出家が洋舞の試験官に、日本物を得意とする演出家が日舞の試験官に……など。


今年の試験は、もうとっくに終わってます。その結果は、もうすぐ発売される「宝塚おとめ」などでもわかってしまうわけですが、2年ごとに行なわれるたった1回きりの試験。それは決してすべてではないと思います。

成績の良かった生徒さんは決してそれに満足せず、良くなかった生徒さんはもっと上にあがろうと努力しています。
そう。毎日が勉強。



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