*この記事は、2002年3月に書いたものです。
2009年度より入試方法が変更されます。
タカラジェンヌになるには宝塚音楽学校に入学し、予科・本科の二年間、ダンスや歌、日本舞踊や演技などの特訓を踏まなければなりません。
朝9時から夕方5時まで、週40時間。正直、厳し~い。
その厳しさに耐えられなければ、卒業後に入団する宝塚歌劇団での舞台にも耐えられない……といったところかな。
その宝塚音楽学校の入学試験が、毎年3月末~4月上旬に行われます。
昨年の89期生は定員50名に対し973名の受験者がありました。競争率 19.46倍。
だいたい20倍前後というのが、ここ何10年の平均のよう。史上最高48.2倍というおっそろしい年(82期生)もありましたが。
さて今年はどのくらいの倍率になるか……。ちょっと気になるのは『ベルサイユのばら』を上演した翌年の倍率は高くなるという傾向があったりなんかして。昨年、上演したんですねぇ。それが今年も当てはまるかはどうかは……神のみぞ知る。
応募資格は【容姿端麗で宝塚歌劇団の舞台人に適する者】。そして――【この春に中学を卒業する人から高校在学中&高校を卒業する人】(言うまでもありませんが、女子よ♪)。
この範囲内の年齢なら誰でも……というわけではありません。ちゃんと学校に行っていなくてはダメなのです。「宝塚受験のレッスンが忙しいため、学校へは行っていません」や「毎日、プラプラしてまーす!」という人は受験できません。願書といっしょに、中学 or 高校の成績表も提出するので、学校に行っているかいないかはバレバレ。
健康診断書なんかも提出します。やはり、カラダが資本ですから。
まず一次試験が東京試験場(学校などを借りて)にて2日間、宝塚試験場(宝塚音楽学校)にて3日間行われます。
東京で受験するか宝塚で受験するかは本人の希望。行きやすい方を願書に書き込みます。
実際に受験する日は1日のみ。それは音楽学校から送られてくる受験票に明記されています。その1日で、バレエ、声楽、面接の試験を受けます。