すっごーく好きなタレントさんができたら、ファンクラブに入りたい!とほとんどの方が思われるでしょうね。最新情報が入手できるとか、ファンクラブ会員だけの特典がオイシイとか。
そして、我が宝塚ファンも同じことを思います。宝塚歌劇のファンクラブ――これは大きくふたつに分かれます。
まずひとつ目。宝塚歌劇団が管理するオフィシャル・ファンクラブ <宝塚友の会>。多くの宝塚ファンが入会しています。
特典として“チケットが会員先行販売で購入できる”“月刊誌『歌劇』『宝塚GRAPH』を送料無料で配達してくれる”“グッズの割引”などなどがあります。
今回お話したいのはふたつ目。<宝塚友の会>ではなく、生徒(タカラジェンヌ)さんそれぞれのファンクラブ、通称――会。「○組の○○さんの会」という具合に、その生徒さんを応援するファンの方々が作っているものです。
実は信じられないことに、この会はオフィシャルなものではなく、宝塚歌劇団非公認です。
ナゼ非公認なのか……? これは宝塚歌劇団創始者・小林一三氏のポリシーを今でも受け継いでいると言われています。「人気のある生徒もいれば、人気があまりない生徒もいる。後援会のできない生徒はかわいそうではないか……」生徒全員を愛された一三氏のお気持ち。
だから、各ファンクラブは非公認とし<宝塚友の会>ができたと伝わっています。
しかし! 非公認でも会は存在し、劇団側もそれを知っています。またしてもナゼか?! 結論から言うと、生徒が舞台に専念するためには会の存在は必要だからです。
会の方々のやられていることの、ほ~んの一部を次のページでご紹介。