宝塚ファン/宝塚歌劇の舞台とバックステージ

初舞台生 感動と喜びのラインダンス(3ページ目)

春です。宝塚音楽学校を卒業し晴れてタカラジェンヌとなった初舞台生たちは、憧れの大劇場の舞台でラインダンスを披露します。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

初舞台生にとってこの初舞台公演の大きな意味のひとつ、それは“同期生全員で舞台に出るのはこれが最初で最後”ということでしょう。初舞台公演が終わればやがて5組に分けられます。
音楽学校時代を共にしたかけがえのない同期生。その同期全員でロケットを踊れる喜びと、千秋楽にやって来る別れ。だからこそ感激も大きいのです。

ロケットを初めて披露する儀式を「お披露目」と言います。場所は稽古場。見せる相手はその組の上級生。

鏡側前面にずらーっと並んだ上級生の前で踊るなんて、心臓バクバクです。でも踊り終わった時の上級生のあたたかい拍手――。この感動や喜びは初日からまた始まります。

4月6日より始まる宙組公演『ベルサイユのばら2001』フェルゼンとマリー・アントワネット編。そう、この日を迎えるために今まで頑張ってきた……。タカラジェンヌ1年生の彼女たちに、どうかあたたかい拍手を送ってあげて下さい。頑張れ!!
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