科学の目でどんぐりを見る『どんぐりころころ』
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ここで購入!どんぐりのまわりには様々な生き物がいます。自然のサイクルの中のどんぐりを知ることができます。 | マテバシイのどんぐりは秋に拾うことができますが、この写真絵本は、濃い緑の葉っぱの陰に小さな実がついた夏から、落ちたどんぐりの実から小さな芽が出る春までを追いかけて、どんぐりに凝縮される時の流れを感じさせてくれます。夏に茂る青々とした葉っぱは、時にオトシブミのゆりかごになり、まだ青いどんぐりの実に卵を産み付けていくゾウムシもいます。無事に茶色く色づいて落ちたどんぐりも、地面の中にもぐる前にシマリスに見つかったら、美味しいエサになります。でも、それでよし、それでよし。どんぐりは、まさに大きな自然の営みの中にいます。とても幸運だったどんぐりは、次の木になることができますが、そうでなくても、いろいろな場面で役割があるのです。子どもに拾われておもちゃになることも、どんぐりの1つの運命かもしれませんね。
■『どんぐりころころ』
写真:久保秀一
文:七尾純
出版社:偕成社
出版年:1990.2
価格:1,050円
どんぐりは、子どもたちにとって一番身近な木の実かもしれませんね。たくさん集めておままごとや工作に使うもよし、一粒埋めて、芽が出るのを見守るもよし、秋の遊びにぜひどんぐりに親しんでみてください!
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