第7位『おむすびころりん』のまん丸おむすび
おなじみの「おむすびころりん」の昔ばなしです。たきぎを切りに山へ出かけたおじいさんの手から、おばあさんがにぎってくれた大きなおむすびが、ころころころげて、ネズミの穴に入ってしまいます。
おむすびころりんすっとんとん
個人的には、立派なネズミの屋敷でもてなされてのおもちもおいしそうだなあと思います。隣の欲張りじいさんは定石どおり欲をかいて、さんざんな目にあいます。このおじいさんがネズミ穴に無理やり押し込んだのは小さなおにぎりでした。やっぱり、無心で謙虚にいることが生きる知恵なのかもしれませんね。
■『おむすびころりん』
ぶん:よだじゅんいち
え:わたなべさぶろう
出版社:偕成社
出版年:1967.6
価格:1,050円(税込)