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2008 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展巡回は東京の板橋区立美術館から。 |
毎年3月か4月に、絵本や子どものための本の大規模な国際見本市がイタリアのボローニャで開催されます。会期中は、出版をめぐる商談や、画家たちの売り込みで賑わい、それに合わせて様々なイベントがおこなわれます。「ボローニャ国際絵本原画展」もそのひとつで、前年秋に締め切られる公募には、新人からベテランまで世界各国のイラストレーターが原画を応募します。
1月に、5人の審査員(各国から選ばれた作家、編集者、美術研究者などで、毎年変わります)が審査し、幅をもたせて80~100人を「入選」とし、見本市の会期中、作品が展示されます。これは単なる展覧会ではなく、良い画家を常に探している出版関係者の目にとまるビジネス上のチャンスの場でもあり、若手にとっては登竜門にもなります。この原画展のほかにも、出版済みの絵本を対象にした「ラガツィ賞」や、ボローニャ市内での様々なミニ展覧会など多くのイベントが行われます。
今年度は、54ヶ国2,598作家の応募の中から、99人が入選作に選ばれました(物語・創作の「フィクション部門」に85人、科学・知識の「ノンフィクション部門」に14人)。今年は、そのうち20人が日本人!世界にはばたく才能を感じます。歴史ある「ボローニャ国際絵本原画展」が今年も板橋区立美術館を皮切りに全国巡回を始めました。
<INDEX>
■ ボローニャ国際絵本原画展とは何か
■ アイナール・トゥルコウスキィ原画展
■ じっくり原画をご紹介します! フィクション部門
■ じっくり原画をご紹介します! ノンフィクション部門
■ 出版された絵本に贈られるボローニャ・ラガッツィ賞
■ 板橋区立美術館へようこそ!