粘土を練って山型にととのえる
粘土を約3等分にして「ろくろ倶楽部」にセットする。 | 付属の専用粘土(天然色)は約1キログラムです。説明書のとおりに、しっぴきで3等分にし、水を加えながらよく練ったあと、「ろくろ倶楽部」にセットします。だいたい直径×高さが8センチ、厚みが1センチ程度のうつわを作ることができます。
最初は硬くて苦労しましたが、板に押し付けるようにしながらよくよく練り、山型にととのえます。水加減が大事ですね。手首に力がいるので、お父さんに協力してもらってもいいかもしれません。土の練りが足りないと、空気が残り、焼いたときに膨張してひび割れを起こすことがあります。
粘土の塊を円柱状にする
|
手に水をたっぷりつけて、粘土の塊を円柱状にしていく。子どもに手を添えて一緒にやってみました。 | いよいよスイッチオン!手に水をたっぷりつけて、ろくろをまわしながら、粘土の塊を低い円柱状にととのえていきます。粘土を台にしっかり密着させないと、粘土は手の中にそのままで、ろくろだけがまわってしまうことになります。最初、コツをつかむのに時間がかかりましたが、まわすときには、粘土をぎゅうぎゅう押さずに、すべらせるように力を軽くするといいです。ずっとまわしっぱなしにするのではなく、ある程度、力を入れて形を作ったあとに、ろくろをまわして整える、という感じです。子どもも手に水をたっぷりつけてすべらかにまわしてみると、「すべすべ~!」と土の感触に大喜びでした。
整形する
|
親指を使って中心に穴を開け、うつわの形にしていく。 | いよいようつわの形にしていきます。片手あるいは両手の親指をぐっと中心に押し込み、できた穴から親指を外側に広げていく要領で好みの形にします。あまり薄くしすぎるとやぶれてしまうので、同じ力で動かし、ある程度の厚みを保ちます。これぞ陶芸!と思ったのがこの作業でした。親指に力を入れ、4本指でやさしくととのえていく作業は、とても楽しいものです。
口の部分を切り落とし回転台から作品を切り離す
|
弓をつけたアームで、ろくろを回転させながら、口のでこぼこを切り落とす。 |
|
しっぴきでろくろの回転台から作品を切り離す。 | アームに弓を取り付けて(クリップのところに簡単にぱちんとはさまります。アームは高さを調整します)、ろくろを一回転させ、でこぼこの口をきれいに切り落とします。とりのぞいた粘土はきちんとくっつけておけば、また次回に使うことができます。すぱっと切ったあとは、再び、きれいに整えます。その後、最初に粘土を切るのに使ったしっぴきで、台座からていねいに切り離します。くれぐれも上のほうを切って底抜けにならないように!
おまけ:その頃、子どもは
|
思い思いに、ぜいたくな粘土遊び中。 | その頃、子どもは、あまった粘土(本当はあまりではないのですが)で鋭意作品製作中。星やヒヨコやウサギができました。
※作業が終わった「ろくろ倶楽部」は粘土が乾かないうちにきれいにふき取ってください。また、本体は電池が入っており、丸洗いは厳禁ですのでご注意を!
>>次のページは じっくり乾かし、オーブンで焼く