絵本/絵本関連情報

魔女とカボチャでハロウィン!(3ページ目)

10月31日はハロウィン。アメリカで盛んなこのお祭り、日本でもすっかり市民権を得ました。絵本でも、たっぷりハロウィンを知ってくださいね。Trick or Read!

執筆者:鈴木 宏枝

通りの向こうの不思議なお店『まじょのスーパーマーケット』

ハロウィンの日、ヘレンは魔女に仮装し、飼い犬のマーサに黒猫の衣装を着せて通りに出ます。ところが、ひょんなことから魔女たち御用達のスーパーマーケットに迷い込んで、大騒動が起こります。

ヘレンと犬のマーサのシリーズは他に『いぬのマーサがしゃべったら』『いぬのマーサがでんわをしたら』がありますが、今回はちょっと不気味なハロウィーン版です。今回、ヘレンとマーサはがまぎれこんだ会員制の「魔女のスーパーマーケット」には、「どくサボテン」や「くされたまご」、「どくやくなべ」など変なものばかり。棚をよく見ると、気持ち悪くて笑えます(ちなみに、ウナギが気持ち悪いもの扱いされているのは、文化の差でしょう)。

犬はおことわりのスーパーで、マーサが引き起こした騒動は大変なものでしたが、ともあれ、無事に家に帰ってこられて良かったですね。皆さんも、通りを歩くとき、その向こうにはもしかして秘密の魔女のスーパーマーケットがあるかもしれませんよ!

『まじょのスーパーマーケット』
さく:スーザン・メドー
やく:ひがしはるみ
出版社:フレーベル館
価格:1,223円(税込)
発行:1995/2002年1月


魔女の世界にまぎれこむ『魔女たちのパーティ』

ハロウィーンの晩、ファラディはパーティに行く途中に魔女が飛んでいくところを見かけます。ぞーっとしながらも、肝試しのつもりで森を抜け、ついていきました。広場では魔女や小鬼や大鬼が集まってパーティをしています。ファラディは、シチュー作りや小鬼たちの鬼ごっこをこっそり見て楽しんでいましたが、とうとう見つかってシチューなべにかけられそうになります。

ハロウィンの絵本の中でも、魔女や小鬼に出会う「楽しさ」ではなく、心臓をつかまれるようなぞっとする怖さをきちんと描いている点で、とても奥行きが感じられる絵本です。いわゆるハロウィンの絵本は、遊園地のようなうそっこの恐怖ですが、この絵本の闇の世界には、マックスが出かけたかいじゅうたちの島と同じ、人間をよせつけない野生があります。

とはいえ、その野生の魔女たちがおっかながるのが人間というのも愉快ですね。ファラディをめぐる小鬼や大鬼のやりとりも見ものです。残念ながら出版社がもうないので、ぜひ図書館で探してごらんください。

■『魔女たちのパーティ』
作:ロンゾ・アンダーソン
絵:エイドリアン・アダムズ
訳:奥田継夫
出版社:佑学社
価格:924円(税込み) 
絶版です。復刊投票はこちらへ。
発行:1974/1988年11月


>>次のページは おまけ 今年のハロウィーンをワンランクアップ『ゆかいな仮装をたのしむ本』
『まじょのスーパーマーケット』
ここで購入!ヘレンと犬のマーサは魔女のスーパーマーケットに迷い込んでしまいます。本当は「いぬおことわり」なのに!
『魔女たちのパーティ』
ファラディはハロウィンに出かける途中に魔女を見かけ、怖い気持ちを抑えながらついていきます。広場には大鬼や小鬼もせいぞろいして、パーティが始まります。
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