結婚記念日にわくわくの贈り物『きょうはなんのひ?』
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ここで購入!『きょうはなんのひ?』お父さんとお母さんの結婚記念日に、まみこは周到に準備をして、家の中を宝探しの仕掛けにします。 |
今日はお父さんとお母さんの結婚記念日。まみこは、秘密の計画を立てて贈り物の準備をし、家中にヒントをちりばめます。
「おかあさん、きょうはなんのひだかしってるの?しーらないの、しらないの、しらなきゃ かいだん 三だんめ」
階段の上、置物の中。家の中での一大オリエンテーリングが本当に楽しいです。計画するまみこも、それにうれしく付き合うお母さんも、電話の向こうのお父さんも、みんなが幸せそうです。子どもからこんな風に結婚記念日をお祝いされたら、泣いて笑ってしまうかもしれませんね。
■『きょうはなんのひ?』
作:瀬田貞二
絵:林明子
出版社:福音館書店
価格:\1,155
発行日:1979/1995年6月
力を合わせて暮らす『14ひきのひっこし』『14ひきのあさごはん』
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ここで購入!『14ひきのひっこし』14匹の野ねずみの一家が、よりよい家を求めて大きな木の根元までやってきます。みんなで力を合わせて住み心地のいい家を作り上げます。 | |
ここで購入!『14ひきのあさごはん』14匹の大家族は、それぞれに働いて、おいしい朝ごはんを用意して、みんなでいただきます。 |
野ねずみの14匹家族は、おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、そして、いっくん、にっくん、さっちゃん、よっちゃん、ごうくん、ろっくん、なっちゃん、はっくん、くんちゃん、とっくんの10匹きょうだいです。『14ひきのひっこし』では、木の根元にみんなで素敵な家をつくります。『14ひきのあさごはん』では、「あたらしい いちにちの はじまり」を迎える朝ごはんの様子が描かれます。みんな朝から働き、すばらしい朝ごはんを用意しています。
14匹は、表紙や裏表紙に全員集合していますから、確認してみてくださいね。きょうだいの中でも、さすがに頼もしい長兄のいっくんは、もうほとんどお父さんに近く、一番下のとっくんは、まだまだ子どもですね。木苺摘みに、どんぐりパン。豊かな食卓と、そこにいたるまでの14匹がそれぞれに笑ったり、泣いたり、お世話をしたり、料理にいそしんだり。文中で「~はだれ?」「なに つくってる?」といった問いかけがされるので、親子でおしゃべりしながら読むのも楽しいです。
■『14ひきのひっこし』
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1983年7月
■『14ひきのあさごはん』
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1983年7月
春夏秋冬を楽しめる『14ひきのシリーズ』
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ここで購入!『14ひきのおつきみ』 きょうだいは木の上にツリーハウスのようなお月見台を作り、みんなで中秋の名月を楽しみます。 | いわむらかずおさんの絵は、繊細で小動物や天然の世界への敬意と慈愛に満ちています。10匹のきょうだいたちの表情も性格も、もちろん、長幼もそれぞれに異なり、そのうちの1匹についつい感情移入してしまうかもしれません。テクストは、「~はだれ?」の語りかけの口調がよく使われているので、読み聞かせながら、子どもが「なっちゃんかな、とっくんかな」と探す楽しみもあります。
合言葉は
おとうさん おかあさん
おじいさん おばあさん
そしてきょうだい 10ぴき。
ぼくらは みんなで
14ひき かぞく。
■『14ひきのやまいも』
おじいさんを先頭に、おいしいとろろごはんを食べるためにみんなで山芋掘りに出かけます。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1984年1月
■『14ひきのさむいふゆ』
寒い冬に家の中でぬくぬくしている14匹。ぽかぽかの家の中ではやさしい時間が流れます。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1985年10月
■『14ひきのぴくにっく』
すばらしい春。14匹はみんなでピクニックに出かけます。野原を越え、川を渡り、どこでお弁当を食べましょうか。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1986年11月
■『14ひきのおつきみ』
木の上にツリーハウスのようなお月見台を作り、みんなで中秋の名月を楽しみます。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1988年6月
■『14ひきのせんたく』
夏の日差しの中で、きれいさっぱり洗濯しましょう。みんなで川に洗濯に出かけます。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1990年5月
■『14ひきのあきまつり』
きょうだいがかくれんぼしていると、ろっくんがいない!探しにいくと、キノコたちがお祭りをしています。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1992年10月
■『14ひきのこもりうた』
なんてことない秋の一日の終わり。その日一日を目一杯楽しんで、眠りについていきます。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1994年7月
■『14ひきのかぼちゃ』
かぼちゃの種を植えてから育て、収穫していただくまで。「かぼちゃん」の命をいただきます。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:1997年5月
■『14ひきのとんぼいけ』
きょうだいが出かけたとんぼ池。びっくりするほどたくさんのトンボに出会います。この池には、実在のモデルがあるとか。
作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:\1,260
発行日:2002年6月
14ひきのシリーズはとても人気があり、英訳版も出ています。14匹のそれぞれ違う個性と、家族としてのまとまりが楽しめます。また、図鑑になりそうなほど精確で美しい自然描写の絵も必見です。
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