家族は、世界で一番大切な人たち。特に子どもが最初に強い絆を結ぶのはパパやママでしょう。その愛着があってこそ、子どもは外の世界にも出て行けるのです。家族の風景を描いた絵本たちをご紹介します。

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1ページ目:ママ大好き!『おっぱい』『ぎゅっ』
2ページ目:頼もしいパパ『ピッツァぼうや』『パパ、おつきさまとって』
3ページ目:家族の絆『きょうはなんのひ?』『14ひきのひっこし』&『14ひきのあさごはん』

ぼくを強くしてくれた『おっぱい』

おっぱい
ここで購入!『おっぱい』ぼくたちを大きく育ててくれたおっぱいへの愛着と感謝に満ちあふれています。
表紙から圧倒される、ザ・おっぱいです。おっぱい、おっぱい、ぼくの大好きなおっぱい。ぞうさん、ねずみさん、ごりらさん、ぶたさん。みんな赤ちゃんは、お母さんのおっぱいを飲んで、強く元気に大きくなりました。おっぱいへの「ありがとう」と、まだ好きなんだけどなというモジモジ。だけど、赤ちゃんの弟に、ぐっと兄さんらしくこらえて譲る「ぼく」の気持ちがじんじん伝わってきます。

大胆にドーンと出てくるおっぱいの迫力が、子どもや赤ちゃんの側から見たおっぱいの存在感を感じさせます。お母さんの顔は出てこないので、読む子どもは、それぞれに自分のお母さんの顔を思い浮かべることができそうです。

■『おっぱい』
作:みやにしたつや
出版社:鈴木出版
価格:1,050
発行日:1990年5月

抱っこしてね、ママ 『ぎゅっ』

ぎゅっ
ここで購入!『ぎゅっ』みんなに愛される小猿のジョジョが一番好きなのは、やっぱりお母さんからの「ぎゅっ」です。
おさるのジョジョが散歩をしていると、ジャングルではいろんな動物の親子が「ぎゅっ」とハグ(hug)しあっています。いいなあ、みんな「ぎゅっ」してもらってる……。お母さんが恋しくなったジョジョ。心配して動物たちみんなもついてきます。

シンプルな「ぎゅっ」の与えてくれる落ち着きと守られている安心感が、絵本全体から伝わってきます。だんだん表情が曇ってくるジョジョと、走ってくるお母さんがまたいいですね。お約束に、読み聞かせのあとはお子さんとぎゅっとしたい絵本です。表紙のジョジョみたいな子どもが寄ってきたら、もう「ぎゅっ」とせずにはいられませんね。

続編に『たかいたかい』があります。あのジョジョくんにねだられたら、誰でも「たかいたかい」してあげたくなってしまいますが、やっぱり最後に戻っていくのは……。

■『ぎゅっ』
作:ジェズ・オールバラ
出版社:徳間書店
価格:1,470
発行日:2000/2000年11月

■『たかいたかい』
作:ジェズ・オールバラ
出版社:徳間書店
価格:1,470
発行日:2005/2006年3月


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