「あかちゃんのえほん」シリーズは全部で5冊!『あそび』こちらで購入!字のない絵本で、赤ちゃんがボールや積み木など身近なおもちゃで遊びます。家庭用品も赤ちゃんにかかれば立派なおもちゃです。赤ちゃんの日々の暮らしをテーマ別に切り取っています。『あそび』は赤ちゃんの遊びの様子を見せています。積み木やカタカタ、あるいは台所用品をふりまわしてみたり。鏡像段階の赤ちゃんには、絵本の中の赤ちゃんをどう思うでしょうね。作者のオクセンバリーさんが描く赤ちゃんは、目が点で髪の毛もほとんど生えていません。表情は、口元のほんのわずかな差異で表されていますが、そのなんと豊かなこと。いずれも文字のない絵本ですので、読み手が「赤ちゃんが、箱に入っちゃってるね」「お姉ちゃんが、赤ちゃんをよしよしって抱っこしてるね」「おふろ、ちゃぷちゃぷ。ああ、気持ちいい!」など、ご自分の言葉で語りかけてみてくださいね。シリーズは全部で5冊。厚手の紙でできているので、赤ちゃんにもめくりやすいです。■『あそび』カラフルな積み木。台所のおたまや、泡だて器。さかさまの絵本。ああ、こういう風に赤ちゃんはモノを楽しみ、遊ぶなあ……という時間がうまくあらわされています。箱に入るのも、小さい子はみんな好きですよね。■『したく』大好きなおでかけ。でも、裸んぼでは外に出られません。おむつをして、シャツを着て、靴を履いて……。大人には何気ない「着替え」が、赤ちゃんには一大事。最後に帽子をかぶって準備万端の得意な表情が、いい味を出しています。■『しごと』おまるでおしっこもできるし、子ども椅子に座ってお食事だって。「できるようになった」ことをたくさん積み重ねて、1歳、2歳になっていくのですね。■『かぞく』しっかりした腕で抱っこしてくれるお母さん、すっぽりぼくを包んでくれるお父さん。みんなが自分なりのやり方で、赤ちゃんとしっかりふれあっています。■『ともだち』赤ちゃんのともだちは、灰色のウサギや大きな犬。動物たちにむぎゅっと天真爛漫にくっついていく赤ちゃんと、赤ちゃんを傷つけないようにどこかおそるおそるな動物たちの目の表情が楽しいです。以上すべて作:ヘレン・オクセンバリー出版社:文化出版局価格:\316発行:1981/1981年12月>>次のページは これぞ赤ちゃん!「ももんちゃんあそぼう」シリーズ前のページへ123次のページへ