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苦手な野菜を子供が好んで食べる方法(2ページ目)

草食男子という言葉が定着して久しいですが、その名の通り野菜好きな男性が増えているなど野菜に関する調査で「好き」と応えた人が9割をこえる昨今、子供たちの野菜意識はどうなっているのでしょう?

執筆者:飯野 耀子

大人になって美味しいと感じる野菜は?

サラダのドレッシングは野菜の苦味をマスキングする力が大!いろんなサラダを研究してみてください。
この調査では、他にも面白い調査結果がたくさんわかっているのですが、その中に「子供の頃、苦手でも大人になって美味しいと感じるようになった野菜」というのがあります。それが

・ピーマン
・セロリ
・春菊

です。私自身も子供のころ、ピーマンと春菊が苦手でした。両親が厳しかったので「食べない」という選択肢はなかったのですが、それでもいつも「やだなぁ……」と。特に春菊はすき焼きの時に登場して、醤油味と合わさったものが嫌いで、すき焼き自体もあまり好きじゃなかった気がします。

苦手野菜の理由は苦味。この方法で解決を

お肉の脂と野菜の苦味を上手に組み合わせるのも苦手意識克服のよい方法です。
子供の時に嫌いでも大人になって美味しくなった野菜御三家、子供時代でも美味しくなるコツがあるのをご存知ですか? それは油と加熱。

私がセロリを嫌いにならなかった理由は、祖母が作ってくれたチキンスープにセロリが入っていたからなのです。物心がついてからのセロリの印象は生ではなくて、スープに入っていたセロリ。生のセロリ独特の香りに苦手感を感じることなく食べるようになっていたのです。ピーマンも肉詰めだけは大好きなメニューで、これを母が作っているのを見るとなんとなくホッとしていたのを覚えています。春菊は大人になってからしゃぶしゃぶを食べるようになったとき、「えっ、春菊ってこんなに美味しかったの?」と驚き、それ以来しゃぶしゃぶの際には春菊を追加オーダーするほどに。

春菊は塩ラーメンにいれても美味しくいただけます。ビタミンC値も高く、βカロテンもたくさん入り、これからの季節にとてもよい野菜。塩スープ系の料理に合わせてみてください。案外、お子さんからおかわりの声があがるかもしれませんよ。

これ以外にも、モロヘイヤや苦瓜など子供が苦手とする野菜には苦味の強いものが多いのですが、それらの野菜は油と出会うことで苦味が緩和され、美味しく感じられるようになります。ぜひ試してみてくださいね。

最後に、この調査では親が野菜嫌いだと子供も野菜嫌いな場合が多いという結果が出ています。大人にとって食は嗜好品であってもよいのですが、子供にとっては嗜好にそぐわないものでも食べることが必要な場合が多々あります。大人が野菜嫌いなご家庭でも、ぜひお子さんにはいろんな野菜を食べるチャンスを作ってあげてくださいね。

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