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もうすぐ節分。どうして豆を撒くんだろう?(2ページ目)

2月3日は節分です。今回は豆まきに焦点をあてて、「豆まきのなぜなに?」を友人の歳時記博士に聞いてきました。鬼にとって豆が怖い理由など、知ってみると豆まきが倍楽しくなりますよ。

執筆者:飯野 耀子

所変われば鬼も内!

鏡餅ばんざい!
節分の日には各地の神社に芸能人やおすもうさん、スポーツ選手が来て豆を蒔くイベントが開催されますね。節目の中でも特に節分と「節」の字が残っている行事の日。ぜひ、みなさんも神社に足を運んでくださいね。(問い合わせ先:神社本庁
節分と云えば「福は内」「鬼は外」といいながら豆を撒くのが一般的ですよね。お父さんが鬼の仮面をかぶって鬼役をやったり、家族みんなで元気に豆を撒いたり。

鬼の仮面と云えば本格的なものは怖いですけど、最近はかわいい鬼もいて悪者にばっかりなってちょっとかわいそう・・・なんて思っていたら面白いことを聞きました。

なんと「鬼は内」という地域があるのだそうです。これは鬼を悪とみなさない地域や鬼をお祀りする神社でのしきたりだとか。日本は八百万神といって本当にたくさんの神様がいるとされていますから鬼にも神様になれるチャンスがあるのかもしれませんね。

みなさんの住んでいる場所では鬼は外ですか?それとも内ですか?

暦の変わり目はどうして旧暦なの?

ところで節分は豆まきという行事日ということだけでなく、運気などが変わる日として大事にしている人も多くいます。新年は1月1日ではなく、この日だという捉え方をする人もいますし、中国では春節といって大々的にお祝いをしますね。

日本では他にお盆だったり、七夕だったり、未だに旧暦でお祝いをする伝統行事がたくさん残っていますが、どうしてこういった行事は旧暦で行われるのでしょうか?

これはこれらの習俗が旧暦の中で培われてきた文化であるということから、旧暦で行うからこそ本来の意味を持てるものが多いのだそう。特に神社の祭祀は旧暦と密接な関係を持つものが多いのだそうです。

旧暦は今ではこういった行事や俳句などでしか接する機会がありませんが、日本人の生活には根強く残っている文化なので節分のお祝いをしながらお子さんに説明してあげるのもいいかもしれませんね。


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