思い込みが、ときには大切
前ページからわかることは、親が子どものことを「できない子だ」と思い込んでいたら、いくらがんばってもできない子になってしまうということです。やさしい人に育ってほしければ、「やさしい子だ」と思って子どもと対話すればいいんです。よくお金持ちになりたければ、すでにお金持ちになったつもりで行動しなさいということが言われます。それと似ているかもしれませんね。「子どもの行動の良い面はなにか」ということに集中してください。ときには、赤ちゃんが泣き止まずに困ることがあるかもしれません。そんなとき、赤ちゃんが泣き止まないことの良い面はなんでしょう?赤ちゃんは泣くことによって体力を向上させています。泣くという行為は相当な筋力や体力を使っています。それによって、健康を保っているという一面があります。
「どうして泣き止まないんだ!理解できない」とイライラしてしまうことと、「よく泣けば体力が向上するんだよ」と思えることとでは、精神的ストレスに大きな違いがあります。注意しなければ気付かないようなことでも、注意して見てみると、たくさんすてきなことがあるのが見つかります。
気持ちと意識を切り替えて
「どうしてこの子は言うことを聞かないんだ!」と思ってしまうことと、「自己主張ができるようになってきたのかな」といい面に意識が向けられることでは大きな違いがあるでしょう。ですから「どうしてこの子はこんな行動をするんだ?」と疑問がわいてきたときは、気持ちを切り替えて「この子がこういう行動をとるメリット、いい面はなんだろう?」ということに意識を向けてみてください。そうすることで、親子のストレスを軽減することもできますし、行動を改善することも容易になります。
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