第4の穀物と呼ばれ、小麦粉アレルギー対策として期待されるホワイトソルガム |
もともと日本ではアレルギーの代替食として出回っているのですが、中野産業により「国内初のホワイトソルガムの味噌」なるものも登場しています。パンやうどんも小麦だけでなくこの「ホワイトソルガム」を使うことで食品の幅が広がりそうです。今回、この小麦アレルギーのお助けとなるホワイトソルガムについて詳しくご紹介します。
小麦粉の代替食品ホワイトソルガムって何?
ホワイトソルガムは、イネ科タカキビの一種で、米国では小麦・トウモロコシ・大豆に続く「第4の穀物」として注目されています。熱帯アフリカ原産で紀元前3,000年にエジプトで栽培された記録があり、アジアでも紀元前より栽培されていましたが、日本には室町時代に中国から伝来したと言われています。特徴は、1、小麦粉に含まれるグルテンが含まれていないので、グルテンアレルギーの方のための対応食品として安心して使用できます
2、必須アミノ酸(リジン・ロイシン・イソロイシンなど)を含みます
3、ミネラルが豊富です。鉄は白米の約4倍 、カルシウムは白米の約2倍、マグネシウムは白米の約5倍です(日本分析センター調べより)。
4、ビタミンB群が豊富です
5、食物繊維が豊富で、白米に比べ約5倍を含みます
6、不飽和脂肪酸を多く含みます(キャロル・フェンスター博士が2003年7月アメリカ穀物協会の会議で行った講演の資料他より)
7、渋みのもと(タンニン)を取り除き、ほとんど無味無臭で味付けしやすく、素材の味を活かせます。
またホワイトソルガムは、遺伝子組み換えの作物ではありません。製造は専用ラインなので、他の粉と混入することはなく安心して使えます。食べやすいのでアレルギーの方のみに別調理する手間も省け、家族みんなで同じ料理を食べられます。