アレルギーがあるからこそ考えたいソーセージ
■もし市販のソーセージを買うならソーセージや加工肉は、添加物が特に多い商品。まず、普通のスーパーなどでは無添加を探すのが難しいもの。手作りをすることをお勧めしますが、市販のものを買う場合は、特に次の添加物に気をつけましょう!
・保存料の「ソルビン酸」「リン酸塩」
・発色剤の「亜硝酸Na」
・着色料が含まれているもの
これらの添加物は、良質な肉を利用している可能性が低くなります。また、子どもの成長を妨げる成分が含まれているのでアレルギーがる場合は、できるだけ避けてください。
■ぜんそくや花粉症の場合注意したいこと
今回は、チップを利用して燻製を家庭でもできる方法で紹介しましたが、「ぜんそく」「気管支が弱い」等の症状がある場合は、煙がかえって症状を悪化するので、家庭での燻製はやめましょう。燻製をする時は、広い場所で煙を直接あびない方法をとってください。また花粉症の場合も、チップの種類によって症状を悪化させるものもあります。作る際には、主治医と相談してから行ってください。燻製をしなくても茹でる作業から行うこともできます。
■代替食品の選び方
材料は「豚バラ肉」を利用しましたが、脂の気になる方やフードプロセッサーのない方は、豚挽肉でも代用できます。豚肉の代替食品として、ラム肉やマトンでもOK。味付けはあっさりしますが、脂肪分が気になる方は鶏肉を利用してもかまいません。中に入れるハーブ類も含め、できるだけみんなで一緒に食べられる食材を使うことをお勧めします。
■家族みんなで手作りで「本物の味」を知る
食育もあわせて手軽にできるので家族みんなで一緒に作りましょう。例えば……
・「フードプロセッサーをまわす」は2歳頃からできます
・「肉を切る」は小学生からできます
・「アルミホイルに巻く」は4歳頃からできます
作ったソーセージを、屋外でパパに燻製にしてもらうなんてこともできます。
家族みんなで一緒に手作りをして、アレルギーのある子もない子も楽しく美味しく本物のソーセージの味を知りましょう!
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*記載した食品の中には、アレルギーを引き起こす可能性が高いと言われているものがあります。また、その逆にその食品がアレルギーに有効だと言われている説もあります。食品中の成分に関しては、まだ解からない部分も多くあります。こちらのレシピについては、離乳食では、厚生労働省の「離乳の基準」をもとに、各段階で利用できる食材で進めております。また、科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」に記載されていない食品に関しては、「食材の説明」を付け加えました。除去や利用に関しては、医師の診断のもと行ってください。医師の許可のでた食品をはじめて利用する際には、単品で利用してからお試しください。