商店街の雑踏を颯爽とすり抜ける
路駐自転車、急ぎ足のビジネスマン、買い物に急ぐ自転車、立ち話をする人、道に張り出した看板、行く手を阻まれることの多い商店街をスルーラーは進む |
こういう場所もベビーカーが苦手なところ。多くの人が肩摺り合わせるように行き来する中、何度も立ち止まって進路が確保されてから進んだりしてきたもの。ベビーカーが人にぶつかる場面もしばしば見かけ、ひたすら謝るお母さん、ムッとする通行人。商店街には自転車も走っているのでベビーカーに激突する危険も。四方八方に神経を張り巡らせて進まなければなりませんでした。
楽しいはずの商店街も、ベビーカーではストレスばかり。でも、家に帰るためには駅前の商店街を抜けなければならないこともよくあるのが都会です。生活していれば、人混みへ行かなければならないこともたくさんあります。
やはり、ここでもノンストップのスルーラー。一度も立ち止まることなく混み合う商店街を抜けます。行き交う人と人との間の狭いスペースに、スイッスイッと入るスルーラー。スルーラーを操縦しているガイドの歩行スピードも街行く人たちと同じスピードです。むしろ、スルーラーのずんずん進むホイールで加速が増して、ひとりで歩くよりも早くなっています。これは爽快。
あまりスイスイ進むので、連れている上の子をはるか背後に置いてきているではありませんか。こりゃいけません。上の子の手を片手でつなぎ、もう一方の手でスルーラー発進。
「抱っこー」「おててつないでー」でもラクラク操縦
スーパーマーケットに買い物に行ってみます。スーパーもまたベビーカーでは行きづらいところ。混んでいる時間帯を避けなければ買い物に行けないという人も多いもの。ところがここでもスルーラーは、人をかきわけるようにして、混み合う店内をヒョイヒョイ。
お店に来ると、歩けるようになった子どもはベビーカーを降りて店内を見たりしがちです。片手で子どもを抱っこしたり手をつないだりしながら片手でベビーカーを押すのはよくあること。ガイドの娘もスルーラーを降ります。すると片手に娘の手、片手にベビーカーになるので、買い物カゴを持つ手がありません。こうなると、もう買い物ができなくなります。
ところが、スルーラーの座席に買い物カゴが縦にぴったり。これはまた操作万能なショッピングカートに変身、便利便利。片手に子どもの手を握りながら片手で押せるというのは、ホントにありがたい! でもスルーラーはベビーカーですから、買い物カゴを乗せちゃいけませんね……。そうはいっても、こんなことがよくあるというのが現実。お買い物にも役立つスルーラーで、混み合うスーパーの中をスーイスイと進みます。
人の波に行く手を阻まれ、ぐずる子を抱え、買いたいものも買えずに汗だくになった、これまでのスーパーでの買い物。買い物が終わったあとの溜息が出なかったのは、もしかしたら、初めてかもしれません。