ツリーの発祥はドイツといわれています。8世紀、ドルイド教団員(キリスト教改宗する以前の古代ケルト族の僧侶・妖術師・詩人・裁判官など)と呼ばれる人達がいました。
そして、オーク【木】を崇拝して幼児犠牲を捧げるということを行なっていた。しかし、イングランドの伝道者『ボニファティウス』がそれを止めオークを切り、一本のもみの若木に関わる奇跡をおこしたため、それを記念する為にクリスマスにもみの木を植えるといわれています。
そして、ツリーとして最初に飾ったのは16世紀、宗教改革で有名な『マルティン・ルター』とされています。イブの夜・・・帰り道でふと見上げたところにあった森の中に高くそびえるもみの木の上で、数え切れないほどの星が瞬いていました。あまりにも素晴らしいその景色をどうにか家族にも伝えたい!と思ったマルティンは、もみの木の枝にロウソクの火を灯して家族に見せたのが始まり・・・といわれています。
星のきらめきをロウソクで表現なんて・・・ロマンチックですよね♪
そして、もみの木を選んだのには、他にも説があります。『もみの木』や、クリスマスの定番『ヒイラギ』は常緑樹です。どんな季節でも緑の葉をもつこれらの木を【永遠の生命の象徴】として、崇拝し【希望の木】と考えられました。そのため、もみの木やヒイラギを使うようになったといわれています。
そして、飾りの中にあるベル(鐘)。音が、救い主キリストの誕生を告げて、知らせてくれるそうです。そして、ロウソクはキリストは世を照らす光と呼ばれ、それをあらわしているそうです。
その中でもひときわ目立つ、クリスマスツリーのてっぺんにある星!あの星は、【ベツレヘムの星】 と呼ばれます。キリストが生まれたとき、東の空に大きく輝いていた星を表しています。
この星を見た占い師が「次の主となるべき人物の誕生を告げている」といい、ペルシャから三人の賢者が星をたよりに探しにいったそうです。そして、そのときにキリストを見つけたといわれています。
飾りひとつひとつに意味があったなんて知っていましたか?そう思いながら飾りをつけていくと、また楽しみが増えるかもしれませんね♪
では、日本と西洋のクリスマスに違いはあるのでしょうか?