ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

隣の文具活用術 アートディレクター編(2ページ目)

今回の「隣の文具活用術」では、アートディレクターの井上広一さんにご登場いただきます。デザインの現場で活用されているステーショナリーはどのようなものか。そうした点をじっくりとお聞きしてきました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


ガイド土橋:
では、井上さんがアートディレクションというお仕事の中でお使いの文具を拝見していきたいと思います。まずスケジュール管理はどんなツールを使いですか?

井上さん:
私はいろいろなものを同時併行してスケジュールを管理しています。

まず一番頼りにしているのが、この無印良品のデスクカレンダーです。これをオフィスの机に置いて日々チェックしながら仕事しています。
無印良品カレンダー
井上さんがもっとも頼りにしている無印良品のカレンダー

このカレンダーがいいのは机で仕事していてクライアントから連絡があって、打ち合わせの日を決める時に直ぐに予定の全体が見える点です。

私の仕事スタイルでは1日に5件も6件もの予定を入れるということはまずなく、せいぜい3件くらいが限界です。ですので、このカレンダースタイルで十分まかなえます。

このカレンダーにはそうした打ち合わせなど、人との約束事を書き入れています。

ガイド土橋:
この無印のカレンダーは、「月曜日始まり」となっていますね。一般にカレンダーというと、「日曜日始まり」というイメージがありますが、使いづらいと感じたことありませんか?

井上さん:
特にないですね。私は土日はしっかり休んで、仕事は月曜日からスタートしますので、このスタイルで全く問題はありません。

ガイド土橋:
このカレンダーにはどんなペンで書いていますか?

井上さん:
パイロットのハイテック C の赤ペン、0.4mmを使っています。
無印良品カレンダー
デスクカレンダーへの書き込みにはもっぱらハイテックCの0.4mmの赤。


ガイド:
ペンの字幅まで細かくこだわっているんですね。

井上さん:
そうなんです。このカレンダーのマス目に書いた時にその文字が強すぎず弱すぎず丁度よい見え方というのが、この0.4mm、しかも赤だったんです。

ガイド土橋:
カレンダー以外に他にどんなスケジュールツールをお使いですか?

井上さん:
この MOLESKINE のスケジュール帳とブラックベリーです。

MOLESKINE は外出の際に持ち歩くためのものです。中身はウィークリータイプになっていまして、先程のカレンダーよりもう少し細かく書けるようになっています。
MOLESKINEダイアリー
外出の際に持って行くというMOLESKINEダイアリー。2010年はブラックタイプのMOLESKINEを使っている。

そして、もうひとつのブラックベリーは Gmailカレンダーと同期させて、スタッフの予定もすべて把握できるようにしています。
ブラックベリー
スタッフとのスケジュール確認に使っているというブラックベリー。iPhoneは、意外にも使っていないという。その理由は、キーボードが打ちづらいからとのこと。


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