ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

元「シルクドゥソレイユ」ダンサーの文具術(2ページ目)

今回の「隣の文具活用術」は、元シルク・ドゥ・ソレイユのダンサー 谷よう子さん。ダンサーというお仕事の中で文具をどのように活用されているかをたっぷりとお聞きしてきました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


谷さん:
さて、谷さんのそうしたお仕事でお使いの文具をそろそろ拝見できますでしょうか。まずは、スケジュール帳から見せてください。

A 5サイズと文庫本サイズの大小二つです。いずれも無印良品で買ったものです。
谷洋子さん 愛用手帳
谷さんが愛用している2冊の無印良品のスケジュール帳。左が文庫本サイズ(カバーは知人の方の手作り)右がA5サイズ。


ガイド:
やはり御多忙なので、二冊必要ということなんですね。

谷洋子さん 愛用手帳
2冊のスケジュール帳を気分で使い分けるという谷さん。
谷さん:
いえいえ違うんです。

状況や気分で使い分けているだけんなんです。

大きいA5サイズは主に自宅にいる時によく開きます。気分的にリラックスしている時なので、この程よい大きさがとても落ち着きます。

マンスリーでは1ヶ月の予定を大まかにチェックし、ウィークリーページではその日にやるべきことを書き込むといった使い方です。このウィークリーの右側には、フリーページがありますので、ここにその日起きた事や感じたことなど日記的に使っています。こうした使い方をするのにもA5というサイズが私にはちょうどいいようです。
谷洋子さん 愛用手帳
A5サイズのマンスリーページは大きいので、予定を俯瞰するときに便利だという。


ガイド:
もう一つの文庫本サイズを見せてください。

これは2009年とありますので、今年のものですよね。まだ、1年も半分くらいまでしかきてないというのに、まるで1年間、いや数年を共にしたというくらいの味わいがありますね。
谷洋子さん 愛用手帳
文庫本サイズ。これは昨年のものではなく、2009年の今年版。すでにこんなにいい味が出ている。


谷さん:
恥ずかしいのですが、ご覧のとおりもうかなりボロボロなんです。この小さい方は、主に外に出かけるときに持っていきます。仕事がら国内外の出張が多いので、すぐにこんな感じになってしまうんです。
谷洋子さん 愛用手帳
ビッシリと予定が書き込まれたウィークリーページ。

谷洋子さん 愛用手帳
ノートには思いついたことなどが綴られている。


ガイド:
スケジュール帳の中を拝見するとボールペンで書かれているようですね。鉛筆やシャープペンではなく、あえてボールペンを使っているのはなぜですか?

谷さん:
鉛筆やシャープペンで書くと、何だか意思が弱い気がしてくるんです。その予定自体がすぐに動かせそうな、そんな印象があります。その点ボールペンで書いた予定は「よし、これで決まり!!」みたいな確固たるものというイメージがあります。

予定は決めこんでいかないことには、なかなか先には進めません。だから、あえてボールペンで書くというのを心がけています。

最近特に気に入っているのは、このパイロットフリクションボールです。
パイロットフリクションボール
ボールペンなのに綺麗に消せるパイロットフリクションボール。


日本に帰ってきたときに、文具屋さんで見つけてびっくりしました。海外ではこうしたものは見かけません。

これならボールペンならではの「よし!決めた。」という意志を感じさせながら、それでいていざとなったら、消せるというのは、ありがたいですね。

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