ガイド:
次に、ファイリングについてお聞かせください。
マイクさん:
私のファイリングは大きく分けて2種類あります。一つはよく出し入れする書類と、もうひとつがファイリングしたらもうあまり見ない、いわゆる保存のためのものです。
こう見えても、元々はリング式のファイル。リングが見えなくなるほど色々なものが詰まっている。しまうときは紐で縛っておく。
これは、ひとつめのよく出し入れするファイリングの方です。この膨れ上がったファイルの中には私が気になった印刷物のサンプルがギッシリ入っています。他の人からは、ゴミだと間違えられて危うく捨てられそうになったことも幾度もありました(笑)。
このファイルにはマイクさんが気になった色々な印刷物が入っている。 |
以前はきれいにファイリングしようと試みたこともありました。しかし、なかなかうまくいかず、結局はこうして入れておくだけで十分だと、わかりました。
何か新しいプロダクトを作るときに、この中からインスピレーションを受けるということもよくあります。
そしてこれが保存ファイルです。おもに終了したプロダクトの図面や資料などを入れています。
「BNK」という日本製のファイル。昭和の香りがするデザイン。今もしっかりと製造されているというから驚きだ。
ポスタルコでも販売されている。
ポスタルコでも販売されている。
ガイド:
このファイルには、「 B. N . K .」と書いてありますが、海外のものですか?
マイクさん:
いえ、これ日本製なんです。何かとても懐かしい雰囲気のあるデザインが気に入って愛用しています。特に気に入っているのが内側の柄です。今のファイルにはないデザインです。
今のファイルにはない、落ち着いたデザイン。 |
このファイル以外にも色々なメーカーのものもあわせて使っています。と言うのも、全て同じファイルに揃えてしまうと、必要なファイルを取り出すときに背表紙の文字をいちいち読まなくてはなりません。でも、ファイルの種類が違えばファイルのデザインを見ただけで、すぐに必要な情報にアクセスできます。