ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

著者が語るレバレッジオーガナイザーの魅力(3ページ目)

今やビジネス書のベストセラー「レバレッジ シリーズ」。その著者 本田直之氏がこのほど出した「レバレッジオーガナイザー」。その魅力を著者ご本人に大いに語ってもらいました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


■次の第3ステップは、「自己投資・習慣チェックをする」ですね
レバレッジ・オーガナイザー
その日に使った時間を書きとめるようになっている。余白があるので、英語、トレーニングなど思い思いに使うことができる。

これには、毎日の寝た時間、起きた時間から自己投資(インプット)や仕事(アウトプット)などつけられるようになっています。実際にやってみるとよくわかるのですが、感覚的に、最近は結構ジムに行ってるなと思っていたら、よくよくこれでチェックしてみたら実は行ったのは2週間前だったりなど、自分のことは意外とわかっていないということがよくわかるようになります。ダイエットするときに、毎日何を食べたかを書きとめるだけという方法論もありますが、それと同じで、自分の日々の時間の使い方を数値化することで白日のもとにさらされるのです。

これは、思わぬ自分の発見がありますよ。と同時に、こんなに自分には不明な時間があったのかと気づき、それ以降意識して時間を使うようになります。

数値を付けるというと、面倒くさい印象があるかもしれませんが、1時間単位の大まかでOKです。また、読者や英会話などのインプットの他に、ごくごく簡単なこと、例えば「机の上をきれいにする」「脱いだ靴を揃える」といった項目もいれておくと効果的です。私自身も日によっては気分が乗らない時もあります。そうした時は、こうした簡単なことをやってすこしずつ付加をあげるようにしています。

■最後の第4ステップは、タスクマネージャーは一見すると月間カレンダーのようですが、これはちょっとスケジュール帳に近いように感じるのですが。
レバレッジ・オーガナイザー
自己投資など俯瞰してスケジューリングできるタスクマネージャー

確かにスケジュール帳の様にも見えますが、これは違います。今日やるToDo的なことを書き込むのではなく、自分で決めた目標達成のために必要なこと。例えば、英語をマスターしたいという目標なら、この週までに英語のテキスト読み切るなどゴールに向かって俯瞰して管理していくものです。

レバレッジ・オーガナイザー
実際に使うときは、カバーをはずす。中はシルバーのシンプルなデザインなので、仕事場やカフェなどでも気兼ねなく広げられるこうしたことは、これまでのアポイントなどの管理をするスケジュール帳ではなかなか管理しづらいことでした。スケジュール帳って、目の前しか見ていないもので、ここでは、長期的に俯瞰するというためのツールです。こうしたひと月分の自分の予定があるとことで、人にコントロールされなくて済むことにつながります。日々のToDoとは別に目標達成に必要なことだけこのように書いておくことで、やるべきことだけに集中できるようになります。

人は、やろうやろうと思っているだけではなかなか実行に移せないものです。目標を決め、そのために必要な時間を天引きし、自分の時間を管理していくことで実行に移していくことができます。この手帳では、そうしたひとつひとつを誰にも簡単に始めていただけるように枠組み化したものなんです。


■最後に人生にレバレッジをかけて成功する秘訣はなんですか?
レバレッジ・オーガナイザー

努力をする方向性を間違わないことだと思います。多くの人が、ビジネス書を読んだりすごく努力をしているのですが、うまく行くと人とそうでない人が出てきてしまいます。その差は、自分の目標にあった適切な努力をしているかどうかだと思います。多くの人がよく勘違いするのが、まずはじめにモチベーションを上げようとしてしまうことです。もちろんモチベーションも大切です。しかしモチベーションは車のガソリンのようなもので、常に消耗していってしまうものです。それよりも車のエンジンそのものをパワーアップしていくことの方が大事だと思うんです。


■さらに最後に、今お気に入りのステーショナリーがあれば教えてください。
レバレッジ・オーガナイザー新たにデザインした名刺私の普段使っているステーショナリーは、土橋さんが教えてくれたものがほとんどなんですけどね(笑)。ステーショナリーと言えるかどうかわかりませんが、最近名刺を新しく作り替えました。ハワイで有名なクラランスリーというデザイナーにお願いして作った名刺です。クラランスリーは、ハワイのおみやげで有名なマカダミアナッツのパッケージデザインも手がけた方です。私にとってあこがれのデザイナーでその方に作ってもらったものなんです。


■取材後記
レバレッジ・オーガナイザーレバレッジ・リーディングされるのを待っている本の数々実は、彼と私は会社員時代の同僚でした。しかもお互いの家も近かったこともあり、仕事帰りや休日に飲みにいったりと公私ともにつきあいがありました。そんな彼が、将来はハワイで暮らすという目標を立てて、MBAをとるために、単身アメリカ留学をすることを決意したのです。そして、そのための資金をため、英語の勉強をし始めました。といっても、仕事もいつも通りにこなし、遊びの部分もそれまで通りに楽しんでいました。その彼の行動力に驚いた記憶があります。そして帰国後、ビジネスでも実績を残し、レバレッジ・リーディングを皮切りにベストセラーシリーズを出しています。そうした成功に影には、日々のセルフマネジメントの積み重ねが活きていると感じざるを得ません。

これまで、私自身いろんなスケジュール帳を使ってきました。しかし、それで、目標が達成できたかと言えば、なかなか難しかったように思います。スケジュール帳は、その名の通り、日々のスケジュールを管理するためのものなのです。確かに年初には今年はこれを達成するぞ、と目標を立てています。しかし、いざ動き始めると、目の前のことに忙殺されてしまい、目標に向けた行動を後回しにしがちでした。今回のレバレッジ・オーガナイザーは人生の目標を立てて、それに向けて日々の時間管理をしていくということに特化したものです。自分のことはわかっているようで意外と自分はわかっていないというように、私も一度これでまずは自分の時間を分析をして、セルフマネジメントに取り組んでみようと思います。

<関連リンク>
レバレッジ・オーガナイザー
本田氏が経営しているレバレッジ・コンサルティング
ガイド関連リンク集「スケジュール帳探し」
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます